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異世界系暗殺者
大人の時間・2時間目(2016/05/16 一部加筆修正)
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顔で友人に詰め寄った。


「先生、殆どタコ焼きモードだったから遊び足りませんよ!!」


タコセンs――殺センセーはそう言うや否や、何処からともなくスイカや花火などを取り出し始めた。そして―――


「折角の生徒達との合宿、この夏は1度きりのもの!1秒だって無駄にはできませんよ!!」


殺センセーはお得意の空分s――もといマッハ分身で大量のスイカをやり始めたり、砂の城ならぬ砂のスカ●ツリーを作ったり、飛行機雲でSUMMER大スキ!と空に書き始めたりした。

いい大人がどんだけテンション上げてんだ。少し引くわ。って―――


「にゅやーッ!何するんですか!!?」
「1秒でも無駄にしないって言ったよね?」
「ヌルフフフフフ!流石はカルマ君。相手が油断している――にゅやーッ!」


カルマがテンションMAXの殺センセーに発砲し、殺センセー語り出したかと思えば、今度は寺坂グループが殺センセーに向かって発砲し始めた。まぁ、対先生弾は全て避けられてるんだけどな。


「今なら殺れると思ったんだけど。イッキと渚君も撃っとかない?」
「「ははは……」」


カルマの発言に対して俺と渚は苦笑しかできなかった。ただ、1秒でも無駄にできないってのは同意できる。国内とはいえ、折角南の島に来たんだからな。


「殺センセーの言うことにも一理あるよね。時間いっぱい楽しまないと!」
「賛成ー!」


片岡と倉橋がそう言うや否や、茅野を除く女子一同が着ていたジャージを脱ぎ捨て始めた。言っておくが、女子一同はジャージの下に水着を着ていたから、変な想像はするなよ!


「皆元気になったから」
「下に着てたんだな。………その水着、似合ってる」
「……ありがとう」


どうやら、女子一同は海で遊ぶことを相談していたみたいだ。有希子も着ているワンピースタイプの水着が似合っている。


「ちょっと待って!私着てないよ!?」


……前言撤回。どうやら茅野を除く女子一同が海で遊ぶことを相談していた様だ。俺はてっきり、茅野がカナヅチだから水着を着てなかったんだと思っていた。もしかして、茅野って他の女子からハブられてるの?

俺のそんな心中とは関係なく、女子一同は海辺でそれぞれはしゃいでいる。片岡と速水、岡野、倉橋は海で水の掛け合いをし、矢田と中村は砂浜で追いかけっこ。

不破は砂浜でサンドアートを始め、奥田さんと有希子は貝拾いをしている。……まぁ、それぞれがそれぞれなりに楽しんでるなら別にいいか。

その後、殺センセーが女子に混ざろうとして弱点の水を掛けられそうになったり、岡島が真っ裸になって女子に混ざろうとして、中村から粗チン扱いされた挙句、ほぼ全員の女子からフルボッコにされたりしていた。
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