大人の時間・2時間目(2016/05/16 一部加筆修正)
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た量産型玉璽開発を計画していたからだそうだ。
まぁ、今回の一件でその計画も試作型疑似玉璽諸共抹消される羽目になったそうだが……。で、計画抹消から1日も経たない内にノーマルA・Tの軍事利用及び量産化という新しい計画が考えられたらしい。
この計画を烏間先生から聞かされた俺の心境がどの様なものだったか、想像できる者がいるだろうか?少なくとも俺やA・Tと長く付き合っている者なら分かるだろう。
計画を聞かされた直後の俺の心境、それはぶっちゃけ呆れしかなかった。何故呆れたか。それを可能とする人材が防衛省に居ないことが分かり切っていたからだ。
だって、E組メンバーが所持している正規実用型疑似玉璽を含めたA・Tがどうやって製造されたか考えてみろ。殆ど俺1人(一部は義体律の協力あり)が調律者としての技術を駆使して、手作業で1から作ったんだぞ?
当然のことながら、A・Tそのものを組む機械などこの世に存在しない。そして、今回の一件で俺やE組の調律者候補が殺センセー関係以外で防衛省に協力する気が殆ど無くなってんだ。量産なんてできる筈がない。
仮に俺がA・Tを組む機械を作って、防衛省に譲渡したとしよう。それでも防衛省に調律者が存在しない為、A・Tの真の力を発揮できず、結局の所宝の持ち腐れとなる。
ぶっちゃけ、防衛省のノーマルA・T部隊(未調律)が存在していて、俺を含むE組全員がその部隊と戦ったとしても、屋外集団戦であれば99%の確率で勝てる自信がある。
というか、調律済みと未調律のノーマルA・Tの性能差は原作エア●ギアの小烏丸vs白狼会を見れば一目瞭然だろう。
未調律ノーマルA・Tと調律済み疑似玉璽ともなれば、その戦力差は正に圧倒的としか言い様がない。
今回、殺し屋のおっさん達が未調律の試作型疑似玉璽で、調律済みの俺達とあそこまで戦えたのは、暴風族としての適性と戦センス、殺し屋の経験によるものと言える。
あっ、それとE組のほぼ全員が屋内でのA・T戦闘――パーツ・ウォウDクラス:キューブに相当する訓練を今までやってなかったことも、梃子摺った要因の1つと考えられる。
って、いつの間にか話が脱線してるな。えっと、何の話だったっけ?……そうそう、試作型疑似玉璽の話だ。防衛省で存在が抹消された試作型疑似玉璽の所有権が俺に移った経緯だな。
実は、個人装備品として考える
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