暁 〜小説投稿サイト〜
赤い目
2部分:第二章
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 それを聞いてハッとした。
「心当たりはあるか」
「あるどころか」
 彼は言った。
「最近話題のラーメン屋でしょうか。最近皆あそこで食べていますから」
「ラーメンか」
 老人はそれを聞いて厳しい顔になった。
「成程な。それなら人の肉を入れるのも容易じゃ」
 彼は言葉を続けた。
「ラーメンはどうやって作るか知っておるな」
「はい」
「骨でダシを採るな。そこじゃ」
「そしてチャーシューも使いますね」
「本来は豚や鳥から採ったりするが他のものも使えないわけではないのじゃ」
「嘘だ・・・・・・」
「じゃがその線が一番高いのではないか」
 老人は高志を見据えてこう述べた。

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