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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
Another109 水中大戦争
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ーブ!!]

背部の発射口から掃射される無数の、本来なら対空技として使われる対空エネルギー弾が放たれた。

マグナモン[ライトオーラバリア!!]

即座にライトオーラバリアを張るが、碌にエネルギーを込めていないバリアを貫くことは造作もなく、マグナモンとティロモンは吹き飛ばされた。

マグナモン[ぐっ…いくら即興でもライトオーラバリアで防げないなんて…ティロモン、大丈夫か?]

ティロモン[ええ…何とかね…]

ライトオーラバリアでダメージを緩和したためにティロモンは戦闘続行可能だ。
エクスブイモンベースのマグナモンはブイモンベースのマグナモンより遥かに進化持続時間は長いが、パイルドラモンイクスベースのマグナモンより戦闘力は劣り、オーバードライブすら使用出来ない。

ベルゼブモン[ダブルインパクト!!]

ギガシードラモン[我が装甲にそのような攻撃など豆鉄砲のようなものだ!!ギガシーデストロイヤー!!]

ベルゼブモン[かわせ!!]

マンタレイモン[分かってる!…あっ!!]

エネルギー魚雷はオトリ。
本命は尾による直接攻撃。

ベルゼブモン[がはっ!!]

マンタレイモン[うわあああああ!!]

直撃を受けたベルゼブモンとマンタレイモン。
究極体であるベルゼブモンはともかく、成熟期相当のマンタレイモンにはあまりにも重すぎた。
パタモンに退化し、タケルはデジヴァイスの防護膜でパタモンを助けた。

タケル「大丈夫?」

パタモン[うん…ギガシードラモン…強いよ…]

ベルゼブモン[獣王拳!!]

ギガシードラモン[温いわ!!]

反撃で放った獣王拳も簡単に弾かれてしまった。

賢「手強いな。流石、百戦錬磨のメガシードラモンの改造進化体だ。」

大輔「何とか奴の弱点を突かないと。こんなことになるならスバル達も連れてくるんだったな」

スバルとウォーグレイモンXならギガシードラモンにも有効なダメージを与えられただろうが、ここにはスバルとウォーグレイモンXはいない。

マグナモン[(プラズマシュートが使えない今、ギガシードラモンに有効打を打てそうなのは…)]

ベルゼブモンの獣王拳が通用しないなら、聖なる力を拡散させて繰り出すシャイニングゴールドソーラーストームではエネルギーの無駄使いにしかならない。
エネルギー収束系の必殺技である遠距離攻撃のエクストリーム・ジハードや突撃技のノヴァストライクならダメージを与えられるかもしれない。
ここでマグナモンが選んだのは…。

マグナモン[(ノヴァストライク…撃ち落とされる危険性が高いが、ギガシードラモンに確実にダメージを与えられそうな技はこれしかない)]

聖なる力を身に纏い、敵に突撃するノヴァストライクを選択
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