Another109 水中大戦争
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よ。酷なことだということは分かっている。私が自我を失う前に私を殺してくれ。そのデータをロードし、君達の力にして欲しい]
賢「何だって?」
ギガシードラモンの頼みに全員が目を見開く。
確かにギガシードラモンの頼みは理解出来る。
自我を失い、破壊衝動のままに暴れる獣となり果てるくらいなら死んだ方がマシだろう。
しかしギガシードラモンはデジモンカイザーの被害者であり、何の落ち度もないギガシードラモンを殺したくはない。
悩む子供達を前にギガシードラモンは…。
ギガシードラモン[はあっ!!]
マグナモン[ぐはっ!!?]
ティロモン[マグナモン!!?]
勢いよく振るった尾で、マグナモンを吹っ飛ばしたのだ。
ギガシードラモン[これでどうだ?デジタルワールドの救世主である選ばれし子供のパートナーデジモンに攻撃を加えた。これはすなわち、今の私はデジタルワールドの敵だ]
大輔「ギガシードラモン………」
ギガシードラモン[私もこのエリアの守護デジモンと呼ばれたデジモン。そう簡単にやられたりはしない]
大輔「分かったよ…この海で安らかに眠ってくれ……」
その言葉に笑みを浮かべたギガシードラモンは、口を大きく開いた。
ギガシードラモン[ギガシーデストロイヤー!!]
口部の大砲から発射されたエネルギー魚雷がマグナモン達に迫る。
マグナモン[かわせ!!]
ティロモン[分かってるわ!!]
ベルゼブモン[ギガシードラモンから距離を取れ、どんな攻撃にも対処出来るようにな]
マンタレイモン[分かっているよ!!]
ギガシードラモンはエネルギーの消耗など考えずに最大火力の攻撃を放ってくる。
その猛威は完全体のメガシードラモン時代から、このエリアを侵略しようとしてきた敵と戦い続け、完全体でありながら究極体レベルの領域に達していたメガシードラモンの改造進化体であるギガシードラモンだからこそ凄まじい。
マグナモン[(ギガシードラモンは水棲系のサイボーグ型…)]
マグナモンでギガシードラモンに一番有効なダメージを与えられそうな技は、プラズマ弾を放つ技であるプラズマシュートだ。
しかしここは水中だ。
もしこんな場所でプラズマシュートを放てば、マグナモンやベルゼブモンはまだいい。
しかしティロモンとマンタレイモンが死んでしまう可能性が高い。
一番有効な技を放てない現状が歯痒い。
マグナモン[マグナムパンチ!!]
マグナモンの右ストレートがギガシードラモンに炸裂する。
ティロモンのスピードを合わせた一撃はそれなりのダメージを見込めると思ったのだが…。
ギガシードラモン[私を舐めないで貰いたいな。クロンデジゾイド合金の装甲にその程度の攻撃は通用せん。スカイウェ
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