『躾』
[8]前話 [2]次話
怪物の理不尽さは誰が聞いても呆れるようなことばかり。
3〜4歳程度の脳味噌で止まってるのか?と疑いたくなる。
其れでも、通常の3〜4歳なら言わないだろう事ばかりだけど。
虐めにもレベルがある。
其の中でもたぶん、クソみたいな低レベルの虐め。
とは言っても、其の低レベルな虐めに耐えてくのは正直辛い。
暴力的な痛みは体で受けるけど、屈辱や悔しさってのは精神的にイタイ。
奥迄刺されて抉られるほど...
どうやら人間的に全部が気に入らないらしい。
だから叩き直してやるとのこと。
躾がなってない駄犬らしい。
怪物に一度だけ聞かれたことがある。
『ワシのこと好かんか?』
勿論、即答。
顔も見ずに大きく頷いた。
あ、だからか。
だからこんな目に遭うんだ。
なるほどね。
恨まれる理由がちゃんと在ったんだ。
怪物の立場的に理不尽では無いのかもしれない。
でも、こっちからすりゃ理不尽以外何でもない。
低レベルなガキに躾られるほど中身はガキじゃない。
少なくとも怪物よりは賢い。
何とか屈辱を受けずに済むような方法が無いか足掻いた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ