『暴君』
[8]前話 [2]次話
僕が小学4年生になる頃、お母さんが再婚したんだ。
勿論、行きたくないから数日間家出してたんだけど。
何故かって...
だって見た目も何もかもが気色悪い人だったから生理的に無理だったんだ。
あんなのと一緒に住むとか考えたくなかった。
そんな時、僕の中にまた違う僕が現れた。
此が今迄と違って凶暴な僕だった。
『あんな奴要らねーから消せよ。そんで沈めたら平気』
なんたる恐ろしさ。
...とは、別に思わなかった。
そんな純粋な気持ち、既に無い。
ただ、見つからずに人間を殺めて抹消する方法が思いつかなかっただけのこと。
この時を境に、凶暴な僕が僕に住み着くこととなる。
天使の僕と悪魔の僕。
なんて言うけど、僕の場合、悪魔の僕と凶暴な僕ってとこかな。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ