Fate/stay night
1130話
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いったものではなく、快楽に潤んでいる目だ。
「その……アーク、まだ2回目なんだし、お願いだから……その、優しくしてくれ」
「私も、出来れば優しくしてね」
その言葉に頷き……俺は凛の下着を剥ぎ取るべく手を伸ばす。
「はぁ、はぁ、はぁ……ちょ、ちょっと、アークエネミー、優しくしてって言ったじゃない」
俺の腕に抱きつき、その滑らかな身体を押しつけつつ凛が不満そうに告げる。
そして綾子は、少し離れたベッドの上で仰向けになり、未だに忘却の淵を彷徨っていた。
「一応優しくしたつもりだったんだけどな。駄目だったか?」
「ふぅ、ふぅ……当然でしょ。大体、私も綾子もまだ2回目だって言ったのに、こんな風になるまでなんて……少しは、優しいって言葉の意味とか、程々って言葉の意味を知りなさい」
抱きついている為に、俺の顔のすぐ側……それこそ、顔を数cm動かせばキス出来るくらいの距離で、拗ねたようにそう言ってくる凛。
「程々……にしたつもりではあるんだけどな」
「はぁ、あれで程々……ねぇ。何て言って欲しい? 夜の支配者とか? 本気であんたの???となってるスキル、女誑しとかそういうんじゃないかって気がしてきたわ」
「さすがにそれはない……と思う、ぞ?」
自信満々に断言出来ないのは、自分でも一瞬そうじゃないかと思ってしまったからだ。
前回もそうだったけど、こういう行為を初めて……そして今回で2回目なのに、快楽の声で啼かせるような事が出来るとなれば、そっち方面には強いと思われてもしょうがないのだから。
「あんたね……本当に、生前はどんな生活をしてたのかしら?」
思い切り呆れた様な表情で、凛はそう呟くのだった。
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