Fate/stay night
1130話
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なら時間を掛けて治すんだけど、今は聖杯戦争中よ。時間がないの。だから、パスを通して魔力で直接綾子を落ち着かせる」
そう告げる凛の頬は、先程俺を部屋に入れた時よりも尚赤くなっていた。
男に抱かれるのはこれが2回目とあっては、分からないでもない。
しかも、今は昼間。
以前俺に抱かれた時は夜だったから、部屋には月明かりしかなかったけど、今は明るさで身体の隅々まで俺に見られる事になるのだから。
……まぁ、俺は闇の中でも普通に目が見えるから、ぶっちゃけ今と対して変わらない程に凛と綾子の身体全てが見えてたんだけどな。
「アーク……お願い、抱いて。あたしのこの不安を……消して」
凛の話を聞いた綾子の言葉に、俺はそっと手を伸ばして頬を撫でる。
同時にもう片方の手で、制服を脱がせていく。
俺の横では、凛が自分で制服を脱いでおり、さっきの戦いの出来事を知らない者がこの様子を見れば、至上の楽園と表現してもおかしくない光景が俺の前に広がっていた。
凛は上下共にお揃いのライトグリーンの下着を身につけており、本人が気にしているやや控えめな胸を、そして下半身も覆っている。
確かに多少ボリュームは物足りないが、全体のバランスとしては決しておかしくはない。
それに比べると綾子の方は、凛より数段大きい双丘に黒の下着を身につけている。
こちらも上下お揃いの下着で、何というかプロポーションがいいだけに、受ける破壊力が物凄い。
綾子に黒い下着ってのはイメージに合わないけど、それでもこうして見る限り、生唾ものと言ってもいいだろう。
「アーク」
そう告げ、黒の下着を上下とも脱ぎ、一糸纏わぬ姿になって俺へと抱きつく綾子。
豊かな双丘が俺の胸でグニュリと潰れ、柔らかな感触を与えてくる。
こっちを見上げて来る表情は、目が潤んでいた。
そっと頬を撫で、その唇を俺の唇で塞ぐ。
そのまま深い口付けを交わし……やがて離れると、俺と綾子の間に繋がる銀糸が日の光に照らされる。
そのまま潤んだ瞳でこっちに視線を向けてくる綾子を抱きしめつつ、ベッドの上に下着姿で座っている凛の方へと視線を向ける。
「凛」
「……わ、分かってるわよ。ちょっとその……」
何やら口にしながら緊張しつつ近づいてくる凛を綾子諸共に抱き寄せ、その唇を塞ぐ。
暫くの間、部屋の中には水音が響く。
そうして俺と凛の間にも銀糸が結ばれ、つい先程まで身体が硬くなっていた凛の身体は、今では綾子と同様にリラックス……というか、腰砕けに近い状態になっていた。
そんな凛をベッドへと横にし、綾子もその隣へと横たわらせる。
恥ずかしそうにしながらも、目を潤ませる2人。
特に綾子の目に浮かんでいるのは、先程までの自分に対する得体のしれない恐怖と
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