神VS魔神 世宇子後編!!
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?な、なんだ…神である僕が…怯えているというのか…!?)
「ぐっ…え、円堂…!」
しかしそれでもなお立ち上がり吼える円堂。
そして倒れていた俺たちも円堂の声でまた力を取り戻す。
不死身のように何度でも甦ってくる円堂に、いよいよ戦慄すら感じ始めたアフロディ。
神を名乗るアフロディにとって、ただの人間にそんな思いをさせられるのは何より耐えがたい屈辱だったのだろう。
(円堂は何度でも何度でも立ち上がる…!倒れるたびに強くなる…!お前は円堂の強さには敵わない!)
アフロディの脳内で俺の言葉が再生される。
「そんな事が…そんな事が…あるものかアアアアアッ!!神の本気を知るがいいッ!!」
「円堂!」
「「円堂!」」
「「「円堂!」」」
「「「キャプテン!」」」
「「円堂くん!」」
「守!」
いろんな人の円堂を応援する声が響き渡る。
「感じる…!みんなのサッカーへの熱い思い…!来い!!」
かつてない怒りの表情でゴッドノウズを撃つアフロディ。
そしてみんなの声援を力にした円堂がそれを迎え撃つ。
その時、ふと自分のグローブとじいちゃんのグローブの違いに気づいた円堂…。
自分のグローブは右手の方がボロボロだったのに対して、じいちゃんのグローブは左手がボロボロだった。
「あ…!?分かった…!分かったよじいちゃん!」
そのグローブの違いからついにマジン・ザ・ハンドの全貌を掴んだ円堂。
そして大きく上半身を後ろへひねる。
これが円堂の脳裏に浮かんだ、マジン・ザ・ハンドを出すための予備動作なのだろう。
「諦めたか?だが今さら遅いッ!!」
(じいちゃんはマジン・ザ・ハンドを左手で出していたんだ…!それは体の左側にある心臓に気を溜めるため!それを左手じゃなく右手に100%伝えるには…!こうすりゃいいんだ!!)
「ゴッドノウズ!!」
ゴオオオオオオ!!
「ぐおおおおおおおーーっ!!これが俺の!!マジン・ザ・ハンドだぁぁぁぁっ!!」
グオオオオオアアアアアア!!
「あ…、あれがマジン・ザ・ハンド…。すげぇ迫力だ…」
俺はマジン・ザ・ハンドを見ながらそう呟いた。
気の遠くなるような苦難の末に、ついに姿を現した幻の技マジン・ザ・ハンド。
全てを凌駕する魔神の力の前には、神の一撃すらも通用せずに片手一本で受け止められる。
シューゥゥゥゥ…
「な…なに!?神を超えた…魔神だと!?」
「いっけえええーーっ!!」
「円堂が止めた…このボールはァッ!!」
ゴッドノウズをも粉砕した円堂の闘志により、完全に息を吹き返した俺たち。
円堂が止めたボールを絶対に得点へと
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