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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っていた。
第二十四話
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たのを見逃さず、すかさず訂正を入れながら衣服を端に投げ捨てる。もちろん下着はつけてるけども。

「あぁ、勘違いしないでほしい。さっきも言ったとおり、私のステイタスは駆け出し同然なんだ。見るからに君の攻撃を受けたら耐えられそうに無い。衣服を汚さないための配慮だよ。君に色仕掛けが利くなんて微塵も思ってないから安心して」

 ちょっとは興奮してくれてもいいのよ? と冗談交じりに言ったが場が寒くなるだけだった。くそう、レイナの貴重な露出シーンなんだぞ! もっとテンション高くなってもいいだろ! こう、やったぜ的なさ! まあフレイヤ様に魅了されつくされているだろう彼にそんな期待はなから寄せてないさ。いやホントだよ? ちょっとでも期待してたなんか無いからね!

 殺し合いをする前だというのに相変わらず能天気な思考だこと。まあ、それだけこの死闘に負ける気がしないってことだね。オッタルを侮っているわけじゃない。むしろめちゃくちゃ警戒してる。だけど私には彼に圧倒的に勝る点がある。それさえ生かしきれば勝てない相手じゃない。ただ心配なのが一瞬のミスがそのまま死に直結することなんだけど……。

「始めようか」

 挑発気味に発した私の言葉を契機に一方的な暴力の嵐が発生した。
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