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その手で引き金を引け!!
第四章 原作開始まで・・・
第三話 VS荒船
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転送先・・・勝敗を分けるかもしれない。
私は辺りを見渡した。
橋に近い。
次の瞬間・・・

(誰!?緊急脱出したやつは!?)

ちなみに切ったのは太刀川。
やはり戦いたかっただけらしい。
バカか。
仕方がなく、走る。
橋を壊すタイミングは自分で決めたい。
荒船、東、那須に気を付ければいい。
村上はまだ日が浅いし・・・

「あらら、先客がいらしたか」

「風間隊の異端分子か。」

荒船・・・まだ攻撃手だったか。
忘れていた。
問題は荒船の戦い方だ。
私は彼の戦い方を知らない。

「でも残念。あなたじゃあ私には勝てない。
根本が違うから」

(こいつのペースに乗せられるな。
ただの挑発だ。)

・・・と、思うじゃん?
そう感じてな。
ペースに乗せる気なんてないし、乗ってほしいとすら感じない。
そう感じてさえいればいい。
弧月を使っていてよかった。東さんの狙撃以外、怖くない。

(・・・!?グラスホッパーでまっすぐ跳んできた
素直すぎる動きだぜ。)

荒船さんを押せるかなって思ったけど、力技じゃ無理。
やっぱり狙いはあそこか。
そのまま、弧月で連続攻撃。
受けるままの荒船・・・攻める如月・・・

(クソ!!カメレオンなんか使われたらキツい。
いや、はじめから使う気はないのか。)

荒船は隙を見て、彼女の弧月を自分の弧月で押さえ込んだ。
力技ではけして戻せない。
そのまま、流れるままに腕を斬ろうとした。

(視界から消えた!?)

カメレオンを使った訳じゃない。
私は弧月をそのままにしてしゃがみ、荒船の足を蹴り飛ばした。
しかも、脚ブレードで。

(足狙いかよ。
こいつ、ボーダーの戦い方じゃねぇ!!)

トリオン体の急所は二つ。
そこは嫌でも守りがかたい。
他を狙うにしても、腕だとあまり意味がない。
脚・・・
逃げにくくでき、動きも遅くなる。
獲物を逃がさない手段。
根本。それはボーダーの戦い方は急所を狙うが基本だから。
まぁ、勝ったし、次にいくか。

(トドメをささず放置!?なぜ・・・

あれは変化炸裂弾!!)

「はい、橋ごとさよなら」

橋を壊すだけでトリオン使いたくないしね。

『早速、荒船隊員が緊急脱出!!
如月隊員の瞬殺とは・・・まったく恐ろしいぞ!!』

私はやり過ぎたと思いながら、ため息をつく。
そうもしてられないが。

『そこにすかさず、東隊員が狙撃!!
油断も隙もありゃしない!!』

(・・・ピンポイントガード!?
釣られたか?いや、違うか。
トリオン探知の副作用もちらしいな。
むやみに撃てば反撃される)

「三上ちゃん」

『弾道解析。立体図送ります』


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