第3章 リーザス陥落
第66話 サテラの思惑
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たウーは、目を丸くさせ。
「ええっ! なんでだよー!」
驚きながら、声を上げていた。
それを聞いた他の皆も当然、非難の声がランスへと向けられる。。
「ちょっと! ランス! ウーさんは、あの時から必死に頑張ってここに来たのに!」
「……詳しい事情は知らないけど、ランスに止める資格は 一切ない、って事だけは判るわ。寧ろ、悪意しかないんじゃないの」
「そうですかねー。愛する人の為に頑張るなんて、憧れるですかねー! 恋路を邪魔する人は、うしに頭を蹴られるですよー!」
「そうですよ、ランスさん。今回の1件、確かに神からいただいた身体を変えることには、考えさせられるものがあります。ですが、種族を超えた愛、その為に走り、たどり着くことが出来た。……これこそが真の愛だとも取れます。……きっと、神も御許しくださると私は信じています」
もう、大批難の的になってしまった。
だが、ランスは至って冷静の様だ。軽く目を瞑った後。
「だぁぁぁぁ!!! 動けん事に文句があるのだ馬鹿者!! さっさとコレ外せぇぇ!!」
冷静なんかじゃなかった。
声を必死に溜めていた様だ。……そして、そのランスの叫び声は、ハイパービル内に響き渡るのだった。
ランスの絶叫が響いいた数秒後。
「うるさいです」
「だな」
やや遅れてクルックーがそう言う。
建物の中だったから、それなりに響いてきた様だ。志津香も渋々ではあるが、魔法の粘着地面から解放した。拘束するのには、適している魔法だけど、煩くさせてしまうから、改良が必要だと考えていた。
「ったく、このオレ様をまたもや拘束するとは、どれだけ独占したいのだ! そんな事せんでも、後でいやって程抱いてやる! がははは」
「プチ炎の矢」
「うぎゃちゃあああっ!!!」
志津香の返答はこれまで通りに実力行使。
だが、どうしても言ってやりたい事はある。
「……はぁ、折角クルックーが回復してくれたんだから。あんまダメージを与えるな。それに、ちょっとは落ち着けって……」
「うっさいわね。全部アイツが悪いんじゃない」
「あ〜……、ま、そうだけど、それを加味しても、だ。 ここから 戻ってからにしろ。戯れるのは」
「誰がするかっ!」
志津香の返答は脚の踏み抜きだった。
「……ユーリさんには間違っても言って欲しくないですよね。『戻ってから戯れろ』なんて」
「ですかねー……。止める為のセリフにしても、ちょっと……キツいものがあるです。志津香さんには同情してしまうですかね……」
志津香の気持ちを代弁するのはかなみとトマトだった。
そんな感じで、色々とあったが、もう一度クルックーに回復をしてもらうのだった。
彼女
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