第三十四話 秋山大尉!井伊直弼も陶芸をしていた!!その二
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「コツがあるんだよ、陶芸は」
「それで上手になったらか」
「魯山人をモデルにしたあの偉そうな爺みたいになれるんだな」
「ザ=老害に」
「飯を投げる腐れ外道に」
食べものを粗末にする輩にそもそも食べる資格はない。
「ああした風に威張り放題か」
「誰にも偉そうに言えて営業妨害してもノープロブレムになるんだな」
「またその話?作者もしつこいね」
「作者の執念深さは草加雅人レベルだぜ」
「その卑劣さ、陰湿さ、残忍さもな」
その三つもだ。
「執念深いだけじゃなくてな」
「そうした要素も草加雅人レベルだぜ」
「だから延々としつこく書くんだよ」
「実は作者すげえ粘着質なんだよ」
「草加雅人みたいなのが傍にいたら嫌だよ」
葉山君にしてみてもだ。
「それもかなり」
「だよな、ああしたタイプってな」
「絶対に傍にいて欲しくないな」
「何時後ろからやられるかわからないからな」
「テレビで後ろからやられたのはあいつの方だけれどな」
それも主人公にだ。
「それでもああいうタイプは後ろから撃って来るな」
「実際裏切りもやったしな」
「作者はその草加雅人そっくりの性格だからな」
「嫌いな相手にはしつこく徹底的に書くんだよ」
「それで読者さん引いて作品の人気が落ちるんだね」
葉山君は実に身も蓋もないことを言った。
「それでこの作品も打ち切りだね」
「じゃあ作者にもうそういうの書くなっていうか」
「嫌いな相手を延々と攻撃する癖をなおせってな」
「俺達にしてみれば連載続けばいいからな」
「他のことはどうでもいいぜ」
この辺り実にリアリズム、もっと言えばエゴイズムに忠実である。
「だから止めさせるか」
「弱み握って脅してな」
「説得しないんだ」
「説得で聞かない場合はだよ」
「やっぱりそれしかないだろ」
相手の弱みを握って言うことを聞かないとばらすぞと恫喝する、実に古典的な脅迫そして強制の方法である。
「俺達暴力は嫌いだからな」
「こうしたやり方でいくんだよ」
「まあそういうことでな」
「やっていくからな」
「そうなんだ、まあとにかくね」
「ああ、とりあえずはな」
「陶芸だよな」
話がまたここに戻った。
「俺達はしないからな」
「陶芸って言われてもな」
「あまりピンとこないな」
「芸術にしても」
「面白いよ」
葉山君は未経験の二人に微笑んで答えた。
「やってみたらね」
「そうなんだな、陶芸も」
「面白いんだな」
「お金や地位になるだけじゃなくて」
「やってみると面白いか」
「というかお金や権力の話じゃないから」
葉山君は二人に陶芸のことをさらに話した。
「言っておくけれど」
「趣味か」
「それで芸術か」
「そうだよ」
そうしたものだというのだ
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