第二シーズン〜時空大冒険〜
第七章 【ロストアビリティー】
第二十六話《ウエディングにはケーキを所望する》
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
こと------スペースハンドルは、空間を繋げたり離したりを自在に行う能力だ、つまり------撃った瞬間の弾を能力で当てたい場所へ飛ばせば狙わなくていいのだ。ただ、魁斗の力量では、あまり複雑に空間を曲げ伸ばし出来ないため、相手を弾が現れる場所に、止める必要がある。
『だが、止めた所で、魁斗は何処を狙うんだ??魁斗には、分かるのか?』
「もちぃ〜!もちもちぃ〜!」
ドボムッ!ドボムッ!ドボムッ!
モーチスの攻撃は、一層に激しくなる。
「考えてばかりいられねぇ!魁斗を信じて、こいつの動きをなんとか止めねぇと!」
そして、龍明は、精一杯の力を振り絞り、タイミング良く横に飛び出しモーチスの叩きつけを交わす。
「うらぁっ!」
ドサッ!
龍明は、そのまま、地面に寝っ転がる。
モーチスは、少し驚いた表情をしていたが、すぐにまた、龍明のもとによってきた。そして言った。
「へぇ〜、まだ、動けたんだぁ〜!もちぃねぇ〜、でも、これは、避けれないねぇ〜!」
モーチスは、語尾を強めながら脚に力を込め、龍明を、壁へと蹴り飛ばす。
ドボムッ!
龍明は、無抵抗に壁へと飛ばされ全身で突撃する。そして、一瞬壁に背が張り付いたタイミングを狙って、モーチスは、粘り気の強い餅を、龍明の両手足に放つ。それによって、龍明は、壁に貼り付けられた状態になる。
モーチスは、そこに近寄って、龍明に与える最後の一撃の構えに入る。
「これで、もちぃ〜だあねぇ〜」
そして、構えの瞬間、モーチスの動きが完全に停止した。
そして、モーチスの手のひらには恐ろしいくらい高密度の餅ができあがろうとしていた。
「これは、おまぁ〜の身体に入ったのちに膨張し、お前を中からバラバラにするぅ〜!
全く、そんなふざけた格好で来やがってぇ〜、ウエディングに餅とはめでたいねぇ〜せっかくだから紅白餅にしてやるぅ〜」
モーチスが、そう言って、高密度紅白餅を龍明に放とうとした時--------。
龍明が力無い声で言った。
「馬鹿言え、、、」
それとほぼ同時に------
ガンッ!!!
モーチスの身体の何処かから、確かな手応えのある音がした。
モーチスの動きが本当に停止する。
そう、何処かにあったモーチスの実体部を魁斗が撃ち抜いたのだ。
「なっ!誰が!何処から!」
モーチスが、かすかに口を動かし言った。
すると、すぐに、魁斗が叫んだ。
「ここだよ!!!行けぇ!龍明!!!」
モーチスは、目を丸めて言った。
「お前は!最初、俺に向かって放たれた。2番手??」
「いや、だからなんでここの連中は、俺のあだ名知ってんの??」
そんな魁斗のツッコミを龍明の覇気が掻き消
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ