八話 休日の終わり
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山崎「お、帰ってきたって、お前その格好で行ってたのかよ」
山崎が自分の服装を見て大笑いしている…まぁ…自分も着てた事を忘れていた
「うるせぇよ…忘れてただけだ」
山崎「やっぱり写真残しておこうぜ?お前もそう思うだろ?村征?」
村征「当たり前だ!残しておいて損はない!」
と言って二人揃ってカメラを取り出しシャッターを押し始めようとするが、横からエアガンの弾が飛んできて二人のカメラを破壊した
エアガンの弾が飛んできた方を見るとダンボールを被っていた先輩が親指を立てて無表情で見ていた
山崎「うわぁぁぁぁ!俺の新しいカメラがぁぁぁ!」
村征「俺の…九万八千円が…」
一人が悲痛の叫びをあげ
一人が涙を流した
これが盗撮犯の行く末なのか?
とりあえず今はそっとしておこう…
ミカ「ゆっきー!もうデコピンも避けるのもだめ!」
またか…また突撃するつもりなのだろう…いい加減にしてほしい…
ミカ「それじゃ〜!行っくよ〜!」
突撃してきた…避けるのとデコピンが縛られている自分の選択肢は三つ…
一つ 大人しく抱きつかれて捕まるか
これはダメだな…
二つ この場で着替えるか
これはもう間に合わないな…
三つ 怪我をさせない程度に背負い投げ
他人から見れば相手は女だから普通しないが…これしかないな…
ミカ「大人しく捕まれぇ!」
そう叫びながら突撃して来るミカの腕を掴み背負い投げをしようとする…
が、背負い投げは決まらず逆に自分が背負い投げを食らった
「え?ミカ?今何した?」
急に投げられたため驚きを隠せない
ミカ「えへへ〜ゆっきー以外と軽いんだね!」
「え?あぁ…まぁ軽いのか?」
ミカ「とりあえず…ゆっきーを捕まえました!今から愛でます!」
山崎「うおっしゃぁぁぁ!よくやった!ミカ!」
村征「流石だ!見直したぞ!冬季!カメラの怨みは怖いぞ!」
ミカに投げ飛ばされ捕まって動けなくなってる所を二人が近寄ってくる
そして破壊した携帯とは別の携帯をだし写真をとり始める
山崎「ほら?よく言うだろ?」
村征「あぁ!よく言うぞ!」
山崎 村征「携帯は二台持ちだって!」
「言わねぇよ!!」
二人に突っ込みを入れながら逃げようともがくがミカが上に乗っているため動くことが出来ない
あぁ…せっかくの休日なのに…物凄く疲れる日なんて…と今になって後悔し始めた…
普通だったらもう少し休めたはずなのに…
「俺の…休日を返せぇぇぇぇぇぇ!」
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