放課後のラグナロク
第一ラウンド・対悪神ロキと神喰狼戦
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
天龍が見られるが、創造神黒鐵自ら来るとはな。今回は失敗したが、次来た時は貴殿を葬る程に強化するつもりだ」
ロキがフェンリルを自身の元に来ると、空間が大きく歪みだしてロキとフェンリルを包んでいく。
「この国の神々との会議の日!またお邪魔させて頂こう!オーディン!次こそ我と我が子フェンリルが、主神の喉笛を噛み切ってしまおうじゃないか!」
ロキとフェンリルが消えた事でグレモリー眷属に近付くと、怪我はしてるが致命傷ではなさそうだ。ついでに馬車の中にいたオーディンを見て安堵した、無事でよかった。愛紗と雪蓮は周りを警戒しつつ飛んでいた。フェンリルの攻撃を受けてみた時、終わりかと思ったそうだが俺がそう簡単に終わるかよ。神をも殺せる牙に関して、対策無しでここに来た訳じゃないからな。
もう少しでやられる所だった、ゼノヴィアと祐斗も傷だらけだが無事なようだ。とりあえず馬車を駒王学園の近くにある公園に止まらせ、夜間の為か人の気配を感じない。回復させた事で、グレモリー眷属と俺らは話合っていた。ついでに言うとイリナとバラキエルは、俺らのスパイであり協力者でもある。
「会話は最初から聞いてたし、イリナは力を抑えていたしバラキエルも盗聴器を仕込んでいたからな。無事で何よりだ」
「オーディンの会談を成功させる為にはロキを撃退しなければならないが、俺らだけでも充分倒せただろうよ。北欧術式についてもだがな」
「一ちゃんが来てくれなかったらヤバかったぜ、感謝するがまさか会話を全て聞いていたようだし、神をも殺せる牙対策をしていたとはな。相変わらず斜め方向に行くのだな。で?今後はどうすればいい」
「俺達だけでも撃退は出来るが、それだと何の為に鍛錬させているか意味が無いからな。俺らと組めば問題ないが、フェンリルは俺も欲しいと思ったよヴァーリ」
「一ちゃん達の狙いはフェンリルか、だが目的やら利害は一致しているな。どうする?」
とりあえず今日は解散後、明日も休日なので人間界本家に集合と言って俺達は帰った。そんで帰った日に一応作っといた会議室の清掃をメイドに頼んだが、会議室は防音だから聞かれないし、問題ないだろう。今は英雄派が活動している所為で、冥界も天界もヴァルハラも大騒ぎの真っ最中だ。俺らの言い分は正統であるし、黒神眷属と一緒に戦うのであれば大丈夫だ。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ