放課後のラグナロク
第一ラウンド・対悪神ロキと神喰狼戦
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んが今ここにはいない事だろう。他の神話体系に接触するのは、我だけでいい。他の神話体系を滅ぼすならな、和平をするのが納得出来ないのだよ。我々の領域に土足で踏み込み、そこへ聖書を広げたのがそちらの神話なのだから』
「とか言われているが、どうしますか?ご主人様」
「本来ならフルボッコの対象となるが、まだ証拠が欲しい所だ。それに聖書を広げたのはアザゼルではなく、ミカエルとシャルロットに言ってほしいぜ。同じ事を言っているアザゼルもだが」
『どちらにしても主神オーディン自らが極東の神々と和議をするのが問題だ。これでは我らが迎えるべきラグナロクが成就出来ないではないか。ユグドラシルの情報と交換条件で得たい物は何なのだ』
というか俺は遠くで聞いているが、アイツは『禍の団』と繋がっている訳では無いらしいな。どうやらロキ個人で来た様子だし、これがオーディンが言っていた北欧で厄介事という事か。するとオーディンがロスヴァイセを引き連れて馬車から出て来た所だ。足元に魔法陣を展開させて、魔法陣ごと空中移動している。
『ふむ。どうにも頭の固い者がまだいるのが現状じゃ。こういう風に自ら出向く阿呆まで登場するのでな』
『ロキ様!これは越権行為です!主神に牙を剥く等と!許される事ではありません!然るべき公正な場で異を唱えるべきです!』
オーディンは顎鬚をさすりながら言って、ロスヴァイセは瞬時にスーツ姿から鎧姿となった。ロキに物申していたが、奴からすればそれを聞く耳を持つ訳がないか。するとまたアザゼルからコールが来たので、出てみると今俺達は襲撃が来たから来てくれだった。でも俺達はロキやアザゼルが視認出来ない場所にて、見学をしているからもういるんだけどな。
『一介の戦乙女如きが我が邪魔をしないでくれたまえ。オーディンに訊いているのだ。まだこのような北欧神話を超えた行いを続けるおつもりなのか?』
『そうじゃよ。少なくともお主よりもサーゼクスやアザゼルと話をした方が万倍も楽しいわい。日本の神道を知りたくての、あちらこちらのユグドラシルに興味を持っていたようでな。和議を果たしたら、お互い大使を招いて異文化交流しようと思っただけじゃよ』
『・・・・認識した。何とも愚かな事か。ここで黄昏を行おうではないか』
と言う風に敵意剥き出しとなって、抗戦宣言として受け取ったのかロキから攻撃をしてくる。ロキに波動が襲いかかったのは、ゼノヴィアがフライングスタートでの先手必勝をしたようだった。流石のロキでも聖剣の威力では、神相手をするのは微風に等しい攻撃だな。祐斗は聖魔剣で、イリナも力を抑えた剣を取り出す。それを見てロキは笑う所で、俺らは見学を止める所だった。
「ロキの力は神クラスだが、俺らが相手をするとどうなるかが問題だな」
「だがバラキエル
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