放課後のラグナロク
第一ラウンド・対悪神ロキと神喰狼戦
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た理由がそれとはな。すぐに向かうとしようか。案内役頼むぞヴァーリ」
「ああ、アーサーとルフェイも来てくれると助かる。それと愛紗さんと雪蓮さんも来てくれると心強い」
「愛紗に雪蓮、すぐに着替えてここに来い」
愛紗と雪蓮はすぐに着替えに行き、その間に今どうなっているか衛星カメラで見てみた。丁度馬車が停止した事で、一瞬テロだと思ったらしいがアザゼルは大抵こういう時は碌でもない事が起こるとも言うらしい。馬車の窓を見ていたアザゼルは、バラキエルと朱乃を中心としてそれぞれ戦闘態勢を取っていた。そんでバラキエルの通信機には盗聴器を備えているから、俺はそれで聞いていた。
『はっじめまして、諸君!我こそは北欧の悪神ロキだ!』
『これはロキ殿。こんな所で奇遇ですな。何か用ですかな?この馬車には北欧の主神オーディン殿が乗られている。それを周知の上での行動だろうか?』
アザゼルが翼で飛んで行き、冷静に問い掛けた。ロキは腕を組みながら口を開くが、その時愛紗と雪蓮が着替え完了と共にこの事は俺らの通信機で聞けるので聞きながら空間切断により送られてきた座標に到着。
俺とヴァーリは飛べるが、愛紗と雪蓮は黒の駒のリミッターを解除しているから機械仕掛けの翼で飛んでいる。俺とヴァーリは禁手化しているので、飛んでいるから問題無し。美猴が信号弾を何発か光らせているので、俺らはそこへ向かう事となった。
「美猴。現在まだ会話をしている状態だが、今はどうなっている?」
「まだ戦闘してないが、あちらの会話を聞いてから行ってみないか?フェンリルに関しては、随分前から一緒にいる事だと思っている」
と言う事で会話を再び聞くと、ロキがちょうど口を開く所であった。
『いや何、我らが主神殿が我らが神話体系を抜け出て、我ら以外の神話体系に接触していくのが耐え難い苦痛でしてね。我慢出来ずに邪魔をしに来たのだ』
『堂々と言ってくれるじゃねえか、ロキ』
悪意全開の宣言によってだが、物言いとしてな。口調を変えたアザゼルだったが、俺を呼ぶ為の端末を片手で動かしているのが見て取れる。すると俺の端末がバイブ鳴ったので、そのままスルーとなった。声音と怒気が含まれているが、アイツは平和な日常が好みであるからか。平和を乱す輩を決して許す事はないが、アザゼルの一言でロキは楽しそうにしていた。
『ふはははは、これは堕天使の総督殿。本来、貴殿や悪魔達と会いたくなかったのだが、致し方あるまい。・・・・オーディン共々我が粛清を受けるがいい』
『粛清だと?それは創造神黒ちゃんである黒鐵様の許しを得て接触しているようなもんだが、それを許す許さないは関係ないと思うぞ。粛清側がどっちだと言うならば、お前がされる側だと思うね』
『確かに我がした事によって、お怒りは免れ
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