放課後のラグナロク
グレモリー眷属の鍛錬相手での非常勤バイト
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定時間特定の対象の能力を封じる異能の棺(トリック・バニッシュ)がある」
「それに関してはこの前教えられましたが、二つの神器は所有者次第で真価が発揮されると聞いていますよ。一誠さん」
「そう言う事だ。相手が発揮される前に倒してしまえばいいが、タッグバトルをしてきた場合は使われる前にギャスパーの目で止めちまえばいい」
「そう言えば一誠君には天敵というのはいないよね?龍殺しが相手だろうとも、それを倒せるぐらいの力を保有していると?」
「まあな。例え龍殺しで来たとしても、ドラゴン系統を封印してしまえば効果は無いに等しい。その前に聖剣で倒しているし、俺は『王』であっても基本スタイルは変わらない」
「一誠は既にチームバトルを俺っちらに教えているからか、連携に関しては俺らに任せろ」
と言っている美猴だったが、俺らの仲間となってから模擬戦で連携を見せろと言ったら連携を一切しないヴァーリと美猴だった。なので徹底的に扱いて、連携がどれ程素晴らしいのか教えといたからだ。『王』を取られたらゲームオーバーだとは分かっているし、こちらにはオリジナル駒である『軍師』がいるので、簡単に俺が前に出る事は無いだろう。
「お、やはり一ちゃんに頼んで正解だったか。差し入れと今回のバイト料な」
第三者の声が聞こえる前に、俺は気配だけでアザゼルだと分かっていたので後ろを振り返らないで声をかけた。そんで女子部員お手製のおにぎりを食っていた祐斗とギャスパーだったが、俺は今回のバイト料を数えた後に美猴の分を渡してから互いの財布に入れたのだった。最近バイト料を貰っているからか、俺らの財布はパンパンになる程となっていた。
「建物の影から見ていたが、二人は前よりも速度や索敵能力が上がっているな」
「ええ、一誠君の教えによって無意識にある隙を見つけてくれますし」
「私は主に索敵能力を上げていますが、美猴さんは絶好の相手となりました」
「ま、そう言うと思ったが一ちゃんが『王』なら犠牲があっても、しないよな?」
本来の上級悪魔で『王』をしている場合、ゲームの時に手駒を見捨てる時が必ず起きるが俺らの場合はそれは戦術の中に入れてない。救助も入れてないが、基本的に眷属一人一人に体力や魔力を回復出来るドリンクを持たせている。それに剣魂の能力によっては、ノーダメージで相手を倒してしまう時があるからな。ISもそうだが、あれは究極兵器とも言える。
「俺らは基本的な事は、実戦へ備える事となっている。俺らの仲間に犠牲を使う者は誰一人いない、ゲームはリタイヤ転送があるから死ぬ事は無いが重傷になる程弱くないからな。親愛度が高いからと言っても、ゲームと実戦は同じだとの考えを持っている」
「そう言うと思ったが、一ちゃんは本来前線タイプだ。
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