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遊戯王GX〜鉄砲水の四方山話〜
ターンEX−4 光の結社とアカデミア−??−
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んだ。斎王様の御力の賜物だぞ」

 しかしユーノは富野の言葉には耳も貸さず、狂信者そのものの目つきで次のカードを選び出す。

「カードを2枚セットして、ターンエンドだ」
「どうやら、デュエリストのプライドも完全に見えなくなっちまったみたいだな……だったらもう遠慮はねえ、俺も本気を出してやるぜ。俺のターン、ドローだ!」

 怒りに燃える富野を、今のユーノは嘲笑う。

「お得意のバイスリゾネーターでもやってくれんのか?で、たかが攻撃力3000ぽっちのドラゴンでどう対応する気なんだ?」
「俺の相棒(レッド・デーモンズ・ドラゴン)を侮辱した罪は重いぜ。だがまずはリビングデッドの呼び声を発動し、ビッグ・ピース・ゴーレムを蘇生させる」

 再び地中から出てくる岩石の巨人。だが、その攻撃力は6本腕の巨人にはまだ敵わない。

 ビッグ・ピース・ゴーレム 攻2100

「さあ来い、レッド・リゾネーター!さらにこのカードは召喚に成功した時、手札からレベル4以下のモンスターを特殊召喚できる。出て来い、ミッド・ピース・ゴーレム!」

 岩の体に濃い顔と、既に存在するゴーレムに特徴だけ見れば似ていなくもない人型の岩石の戦士が、赤い炎を後に引くリゾネーターの後ろからフィールドに特殊召喚される。

 レッド・リゾネーター 攻600
 ミッド・ピース・ゴーレム 攻1600

「ああ……?」
「ミッド・ピース・ゴーレムは場に出た時ビッグ・ピース・ゴーレムのカードが存在すれば、デッキからさらにこのゴーレムを効果を無効にして特殊召喚できる。出番だ、スモール・ピース・ゴーレム!」

 前2体とはうってかわってコミカルで可愛らしいゴーレムが、短い手足を伸ばして元気よく召喚される。

 スモール・ピース・ゴーレム 攻1100

「はっ、何かと思えばピース・ゴーレムの3連コンボか?」
「まだだ!お前のフィールドに存在する永続トラップ、ラッキー・チャンス!を墓地に送ることで、このカードは特殊召喚できる!チューナーモンスター、トラップ・イーター!」

 ユーノのカードの下から大口が出てきて、ラッキー・チャンス!のカードをぱくりと一口で呑み込む悪魔が現れる。ぺろりと口周りを舐め、膨らんだ腹を小さな腕でポン、と叩いて見せた。

 トラップ・イーター 攻1900

「ダブルシンクロ召喚を見せてやるぜ!レベル4のミッド・ピース・ゴーレムに、レベル4のトラップ・イーターをチューニング!赤き王者が立ち上がる時、熱き鼓動が天地に響く。防御に回る臆病者に、生きる価値など欠片もない!シンクロ召喚!叩き潰せ、レッド・デーモンズ・ドラゴン!そしてレベル5のビッグ・ピース・ゴーレムに、レベル2のレッド・リゾネーターをチューニング!混沌の仮面被りし王者よ、天
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