第3章 リーザス陥落
第65話 ハイパービルでの再会
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けて」
「任せるですかねー。かなみさん!」
「神の御加護を……」
「……異常があれば、バックアップはする、異常があれば声を出せ」
「はいっ」
皆の言葉を胸に、かなみはぐっと力を入れた。そして、ランスはと言うと。
「がはは、下から押し上げてやろう!」
イヤラシイ笑みを浮かべながら、ワキワキ〜と、手を動かす。明らかに、揉むつもり満々だ。かなみのおしりを。
「いやよっ! これくらいなんとでもないわ!」
かなみは否定しつつ、扉に手をかけた。
それを見て、扉を開ける力込め、開いたままの状態をキープしているユーリは。
「かなみ、オレを土台にして良い」
そう言っていた。
正直、ユーリを踏みつけるなんて事はしたくない。でも……正面から、扉に手をかけている以上、接触は致し方ない。
「は、はい。すみません……」
「構わない。……ただ、気を付けろよ」
ユーリはそう言うと、かなみは頷いた。ゆっくりと、ユーリの身体をつたって登る。こんな状況じゃなければ、ユーリと身体を密着出来ている事に、興奮を覚えそうだが……、あいにくそうはならなかった。鉄等で出来たエレベーターが通る通路の突起物等に手をかけ、更に上へと登る。
かなみは、ゆっくりと気配を殺しつつ覗き込んだ。
どうやら、敵はいない様だ。
「みなさん。大丈夫です。……気配を探りましたが、少なくともエレベーターエリア周囲に気配はありません」
かなみがそう答えると、完全に52階のフロアへと登りきる。
「わかった。エレベーターを動かす。当たらない様にしろよ」
「はい!」
ユーリは、再びエレベーターの操作盤に手をかけた。
因みに、ランスはと言うと、密室の状態なのをいい事に、トマトやセルに迫り……、志津香に粘着されていたのだった。
そして、一行は52階に降り立つ。
エレベーター前のエリアには敵の影はなかったが、1ブロック進んだ先に、大きめの部屋があり、そこで大量の女の子モンスターと出会ってしまった。部屋にびっしり、その外にもびっしり……、不自然な程にいる数だから、おそらくは魔人やガーディアン達を恐れて逃げ出した可能性もあり得る。魔人と魔物がケンカをする事は中々無いのだが、突然縄張りに入ってこられたら、と考えたらあり得るのだ。
「流石に鬱陶しいわ」
「だりゃー! トマトの剣、ユーリさん直伝の剣技受けてみるですかねー!! レンゴク・トマトですかねーー!」
「はぁっ!!」
志津香、トマト、かなみは、セルを援護しつつ、各個を撃破。
清十郎やリックも普通のモンスターであれば、体力消耗避けられなくとも、倒すことは問題ない。
「……BOSS達と合間みえる前にあま
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