暁 〜小説投稿サイト〜
その手で引き金を引け!!
第三章 過去と未来
第七話 迅悠一2

[8]前話 [2]次話
「よ、来たか」

「迅・・・」

呼び出された私は迅を目の前に・・・殺気。
くだらないことなら許さん!!

「あまり気を張るなよ?
元々こちらに産まれてくるはずだったんだ。」

「・・・!?」

「みえてたのさ、前に。でも、いつしかみえなくなった。
だからお前が今いようが、前からいようが菊地原とお前の関係は変わらないよ」

「それを言うために・・・?」

「そう、おれのさ・・・」

「くだらなっ・・・
そんなんどーでもいいわ。
今の私は強くなるため、生きるために必死になるの。
せいぜいあんたも頑張れば?」

あ、うっかり口に出た。
あらやだ、私ったら・・・

「切り換え早いな〜
じゃあこれは大真面目な話。
しばらくは何も起きないよ。メガネくんが来るまで」

「・・・そう。」

大真面目な話がそれか。


「ふぅ〜これで未来は動いた。
菊地原も如月もこれで・・・大丈夫・・・」

〜〜〜〜

遠征・・・風間さんがそう言ったとき、私は困った。
そんなシーズンなのか。行きたくないな。
バナナもお菓子に入る遠征だし。
お小遣いは500円までだし。

「私は行けません」

「何故だ」

「・・・・・・」

無言の圧力。無言の圧力。
どこまでも無言。
困ったときは黙ること。
沈黙は金だ。ゴールデンタイムラバーより。

「ふん、なら腕を磨いておけ」

「ラジャー!!」

やっぱり迅より風間さんだね。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ