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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
二十話 ー復讐のダーク・ヒーローU、ですー
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000ポイント減った1800ポイント。
「こいつ、何をした……」
何かタネがあるはずだと、思考を巡らしていると不意に優希から声がかかる。
「わけがわからないって顔だね」
そう言うと墓地にある一枚のカードを取り出し、男へと見せつける。
「『ジュラゲド』……だと?」
その効果はバトルフェイズ時に手札から特殊召喚が行え、それと同時にライフを1000ポイント回復する効果。そしてもう一つ、自身をリリースする事によりモンスター一体の攻撃力を1000アップさせる効果。
つまり、ジュラゲドの効果によりライフを3800まで回復した優希はもう一つの効果でシャイニングの攻撃力を1000ポイントだけ上昇させた。
結果、1000ポイントのダメージに抑えたのだ。
「……小賢し真似を!俺はこれでターンエンドだ」
タネを明かされると男は眉間に皺を寄せ、優希を睨みつけると何も伏せずにエンド宣言を行う。
今、相手のフィールドに存在するのはオーバーレイ・ユニットを使いきったサテライト・キャノン・ファルコン。そして、サーチカードの『RRーネスト』のみ。そして、墓地には厄介な『RRーレディネス』は存在しない。つまり、サテライト・キャノン・ファルコン以外男を守るカードはない事になる。
「私のターン……」
最大にして恐らくは最後のチャンス。
優希は瞑目し、デッキトップへと指をかけると逆転の一枚を想像し
「真のデュエリストがドローするカードは全て必然!デステニードロー??」
「なにっ??」
「なっ??」
ドローしたカードの軌跡は光の弧を空中へと描く。一瞬だけだが、確かに光輝いた一枚を見て、二人から声が上がった。
そして、優希の手札へと収まった時には既に光は失われており、本人はそれに気づいている様子は見られない。だが、今しがた引いたカードを確認すると口角を上げ、笑みを浮かべる。
「手札からチューナーモンスター『劫火の船守 ゴースト・カロン』を召喚??」
「何をドローしたかと思えば、そんな弱小モンスター。俺のモンスターには敵わない??」
「……それは、どうかな」
男の言う通り、召喚されたモンスターの攻撃力はたったの500。そして、シンクロ召喚を行おうには優希のフィールドには他のモンスターは存在しない。
しかし、優希はそんな状況でニヤリと笑ってみせる。
「相手のフィールド上にモンスターが存在し、私のフィールドにゴースト・カロン以外のモンスターが存在しない時のみ、墓地の融合モンスター一体とこのカードを除外する事でレベルを合計したレベルを持つシンクロモンスターをエクストラデッキより特殊召喚できる。
私はレベル8『エルシャドール・ネフィリム』とレベル2の『劫火の船守 ゴースト・カロン
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