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ソードアートオンライン 黒紅の騎士と紫紺の剣姫
ボス攻略戦の前に―T

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 「イルファング・ザ・コボルドロード」
 それが、第1層のボスの名前だったことは俺もキリトーいや、現在生存しているβテスターの殆どが知っているし取り巻きの「ルインコボルド・センチネル」の弱点やボスがHPバーの残量で武器や攻撃パターンを変化させることも分かっているが、いかんせんそれはβ時代の情報だしデスゲームになってからそれがすべて別のものに変わってしまったなんてこともあり得るのだ。
「・・・・・・でだ、キリト。今回のボス攻略だけど多分というか、十中八九、連結(レイド)パーティーを構成するだろ?パーティーメンバーの充てはあるか」
「ラン、一応アスナっていう細剣使いとPT組んでるしお前とユーリあと二人いればフルレイドなるんだが・・・知り合いいるか?」
「・・・いや、いないな。というか、元々ソロでやるつもりだったしなぁ・・・」
 会議を中断しいったん解散になったので俺は、キリト達と合流しパーティーのことについて話し合っていた。が、どちらもソロでプレイするつもりだったので知り合いなんていないしそもそも、あの場には1レイド作れる人数もいなかった。このままだと、俺たちは取り巻きを倒すだけになってしまうと予想した。
「ねぇ、ランさん。ここから近い場所に、隠しダンジョンもしくは隠しクエストはないかしら?」
キリトの隣に座っていたアスナから意外な質問を投げかけられた。
「えっ!?隠しダンジョンか隠しクエスト?・・・うーん、どうだろうな?β時代は、どこまでー・・・あっ、1個だけソロじゃいけない洞窟があったな」

 そう、β時代の時ホルンカ村の東の森の中に異質な洞窟がありシステムメッセージでソロでの侵入不可のインスタンスダンジョンがあったのを思い出した。アニールブレードをユーリととった時もあったが2人だと危険だと思ったので敢えて侵入しなかった。
「そこに行ってみましょ。ソロで行けなくてアニールブレードのクエストスポットと反対の森なら他のプレイヤーもいなそうだし」
「だな。もしかしたら、レアアイテムもありそうだし」
 アスナもキリトも、意外と乗り気だし隣にいたユーリも嫌そうな顔はしていなかった。
「はぁ、いいけどアルゴにだけはばれたくねぇな・・・多分、ソッコーばれそうだけど」

そんな不安は、すぐに事実となりアルゴにばれた。
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