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ソードアート・オンライン〜共鳴の宴舞台〜
SAO:アインクラッド〜共鳴しあう絆の中で〜
ボス戦、第三ステージ
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和音なんて……一人で十分なんですから」

消え入るように生まれた言葉は、誰に聞かれることもなく消えていく。

ただただ棍を叩きつけ、何も考えず砕き潰す。

終わったのは、狩人を殴る耳障りな音とは違う音が響いた時だった。

ガキィン、と。

フォルテの棍棒が、大剣に阻まれた音だった。

「フォルテ」

これ以上ないほど静かに紡がれた言葉を聞いて、前を向くと。

「ルイン……」

「もう……終わってる」

壁を叩き続け、壊れた自分の武器と、自分を真っ直ぐに見据える、自分の親友がいた。

敵はもう、いなかった。
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