第二百七十一話
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第二百七十一話 水の変化
春奈は理科の勉強をしていた、その後でだ。
自身の使い魔であるイーとリャンにだ、お茶を飲みながら話をした。言うまでもなく二匹も一緒にお茶を飲んでいる。
「お茶もお水がないと駄目だけれど」
「はい、そうですね」
「お茶の葉にお湯を注いで煎れるものですから」
使い魔達もこう主に答える。
「そのことはです」
「絶対のことですね」
「お湯、ですねまずは」
「お茶は」
「そうよね、お水を沸騰させて」
春奈はこう言うのだった。
「お湯になるわよね」
「確かにそうですが」
「それが一体」
「それでお水を凍らせて」
さらに言う春奈だった。
「氷になるのよね」
「はい、冷やせばです」
「やがてはそうなりますね」
「その温度がj氷点下になれば」
「マイナスになれば」
「つまりお水はね」
また言った春奈だった。
「お湯にもなれば氷にもなる」
「どちらにもなる」」
「そう仰りたいのですね」
「お湯からもっと熱をかければ沸騰して」
そして、というのだ。
「気になるわね」
「つまりどんな形にもですね」
「お水はなりますね」
「お湯になれば氷になり気になる」
「どういった形にもなりますね」
「さっき予習をしてわかったの」
理科のそれをというのだ。
「お水は形が変わっていくのよ」
「少しずつね」
「そうなっていきますが」
「だから」
それでというのだ。
「私も魔法で、って考えてるの」
「ご主人もですか」
「ご主人の水の魔法をですね」
「温度によってですか」
(何かと変えてみようとですか」
「考えてみてるの」
こう言うのだった。
「色々と」
「でしたか」
「では考えてみましょうか」
使い魔達も応えてだった、春奈も魔法のことを考えるのだった。
第二百七十一話 完
2015・9・12
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