第六幕その一
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第六幕 雷の精霊達
一行は朝早く起きて日の出を見ました、東の雲から昇ってきて世界を月の世界から自分の世界に変えていきます。
その日の出を見てです、トトはしみじみとして言いました。
「さて、一日がはじまったね」
「ええ、このお日様を見たら」
ポリクロームもくるくると踊りながら応えます。
「はじまると思うわ、いつもね」
「そうなんだよね、本当に」
「それじゃあ朝露を飲んで」
「朝御飯を食べて」
「一日をはじめましょう」
「さて、今日の朝御飯は何がいいかな」
「そうですね、包かお饅頭はどうですか?」
神宝は魔法使いの言葉にすぐに応えました。
「それにしますか?」
「中国のパンだね」
「どうでしょうか」
「いいね、じゃあそれにしよう」
魔法使いは神宝の言葉に頷いてです、そして。
ドロシーがテーブル掛けをかけるとです、そこに。
魔法使いは中国茶とです、肉饅頭に包を出しました。それと鶏肉とお野菜をたっぷりと入れた湯、中華料理のスープもあります。それと茶玉子もあります。
その茶玉子を見てです、神宝は目を細めさせて言いました。
「はい、茶玉子がです」
「中国の朝御飯にはだよね」
「欠かせないものの一つです」
にこにこと笑って言うのでした。
「他にも朝のおかずはありますけれど」
「中国人は朝に茶玉子を食べることが多いからね」
「ですから」
「そう思って出したんだよ」
「有り難うございます、それじゃあ」
「これから食べようね」
「はい」
こうしてです、皆は中華の朝御飯を楽しみました、それからお風呂に入ってでした。皆で臆病ライオンと腹ペコタイガー、そしてトトにブラックシングをしました。
ジョージは男の子三人で臆病ライオンにブラッシングをしています、魔法使いも一緒です。腹ペコタイガーは女の子二人とポリクロームがしています。トトはドロシーがです。
ジョージは臆病ライオンの鬣にブラッシングをしながらです、臆病ライオンに尋ねました。
「気分はどうかな」
「最高だよ」
臆病ライオンはジョージに喉を鳴らして答えました。
「これ以上はないまでに」
「そう、気持ちいいんだ」
「お風呂も入ってね」
「最後はブラッシングもしたら」
「最高の気持ちになるよ」
今の様にというのです。
「実は僕達奇麗好きなんだ」
「そういえばいつも奇麗にしてるよね」
「うん、不潔だtね」
それはというのです。
「好きじゃないから」
「そうなんだ、僕も奇麗なのが好きだよ」
「僕もそうだよ」
腹ペコタイガーにトトも言います。
「だからブラッシングもね」
「大好きだよ」
「こうしていつも誰かにブラッシングしてもらって」
腹ペコタイガーが言うことは
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