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リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
七十五話、偶然?いえ、必然です

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ある日の放課後……

「ねぇ龍也、良かったら翠屋寄ってかない? 皆で行くんだけど……」

龍也にそう言って誘うフェイト達……

「すまん、一寸用事があるんだ、また誘ってくれないか?」

そう言って断る龍也、どうやら今日の優衣のお迎えはアリシアの様である

「そうなの?……残念」

「どんな用事なんや?」

残念そうな顔のなのはと不思議そうにきくはやて

「あぁ、一寸図書館にな」

龍也はそう言いながら教室を出るのだった……

●○●○

〜???視点〜

「……えっと、どれ読もうかな……?」

私は今、図書館で本を選んでいます……

ここって本の種類が多いから悩むのよね……

「良し、これにしよ♪」

そう言って一冊の本を手に取る

その時だった……

「「りま〜♪」」

「ん? どうしたの? クスクス、ニコニコ?」

私のしゅごキャラであるピエロの様に見えるクスクスと最近生まれたお姫様の様に見えるニコニコが来る……

「読みたい本があったから」

「借りてもらっていい〜?」

どうやら借りたい本があるらしい……

「いいよ、どこにあるの?」

そう言って私はクスクスとニコニコの跡を追う……

そう言えば、前世でも同じことがあったな〜…

今どうしてるのかな?







ゼンさん……

〜???視点終わり〜

●○●○

そして、少女……りまは絵本コーナーにいた……

「これ読みたい!」

「ニコニコはこれ!」

其々読みたい本を指差すクスクスとニコニコ……

どう見ても親子の様に見える……

「ふふ、じゃあ一寸待って……ね……」

其を借りようとしたりまだが、ある一点を見て固まった……

「りま?」

「……どうしたの?」

クスクスとニコニコが不思議そうに聞く……

その視線の先には……

「では、こちらの本を孤児院に……」

図書館の館長と話をしている肩まで伸びた闇のような黒い髪を後ろに一纏めにした少年がいた……

「其では業者の方に話を通しますのでまた今度、失礼いたします」

そう言って少年はりまの方に歩いていき、少年もりまに気付く……

"運命とは

「……ゼン、さん?」

必然と同じである"という言葉がある……

もしかしたらこれも……

「……リナ、なのか……?」

運命(必然)なのだろうか……?

其は……







神のみぞ知る……
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