海戦
[10/10]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
がなんだかわかってないようだ。
「痛め付けるつもりですか・・・」
「もう勝負はついてんだろうが・・・」
俺とグレイさんが明らかに決したはずの戦いをあくまで続行し続けるミネルバさんに怒りを覚え始める。
『今度はボティブロー!!魔力を使わなくてもすごいパワーだミネルバ!!』
『あまりひどいことはしないでください。ありがとうございます』
ゲストのラビアンさんもミネルバさんの行為に恐怖を感じたのか、さすがに声が震えているように聞こえる。
『水中なのでダウンがありません!!ただただやられ続けるだけ!!』
「やめろぉー!!!!」
叫ぶナツさん。慌てる俺たちを見てこちらを見ながら笑っている連中がいる。
「「「「セイバートゥースゥゥ!!」」」」
その連中とは言わずと知れた剣咬の虎。スティングさんは歯を見せながら笑みを浮かべ、ルーファスさんは口元を押さえ、オルガさんは嘲笑うかのごとくこちらを見ている。
「剣咬の虎に歯向かうということがどういうことか、その体に教え込んでやろう!!」
なおも続くルーシィさんに対する一方的な暴力。それを見かねたマトー君は右手を上げ、競技の強制終了を行う。
『ここでレフリーストップ!!競技終了!!』
終わりを告げるゴングが鳴り響くと、ミネルバさんは動かなくなったルーシィさんの頭を鷲掴みにし、水中競技場から外へと出す。
『勝者ミネルバ!!剣咬の虎やはり強し!!ルーシィ、先程から動いていませんが大丈夫でしょうか?』
「「「「「ルーシィ(さん)!!」」」」」
闘技場へと急いで飛び降りる俺たち。他の競技参加者たちも全身アザだらけになっているルーシィさんを心配そうに見上げている。
「ルーシィ!!」
誰よりも大きな声でルーシィさんの下へと駆けていくナツさん。ルーシィさんは果たして大丈夫なのだろうか・・・
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ