【ソードアート・オンライン】編
110 探偵ごっこ
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
……さらにヨルコさんが所属していたギルド──≪黄金林檎≫とやらはリーダーの死亡で既に消滅しているらしい。
「……とりあえず聞きたい事が幾つかある。……《生命の碑》の確認は?」
「カインズ≠ニ云う名前は《生命の碑》に数個有ったから判らない」
「ふむ…。……だったら、装備フィギュアが破壊されただけの可能性は考慮したか?」
「っ!!」
キリトは俺の指摘その発想は無かった≠ニでも言いたげに目を黒白させる。
キリトのポリゴン片になるのを見た≠ニな言い方から、ポリゴン片になったところしかを見てない≠ニ感じた俺は、エイプリルフールにユーノからやられた──わりとシャレになってない悪戯に嵌められた時の経験を元に、キリトへと訊ねる。
……ちなみにその時は、本気でユーノに心配させられたので──そして、割りと貴重な転移結晶を無駄遣いされたので、キツめに灸を据えてやった。
閑話休題。
「……そうか、その手が有ったか…。装備フィギュアが破損する瞬間に転移結晶を使えば可能か…。……でも──だとしたら、なんでヨルコさん達はこんな事を…?」
「……まぁ判った。シュミットには俺から連絡を付けておく。シュミットも俺の誘いなら悪い顔はしないだろうし。……あ、それと、俺も急に気になってきたから俺もその事件(?)に何枚か噛ませてもらっても良いか?」
「? ああ、ティーチが居たら心強いから別に良いけど…」
キリトからこの件に介入する許可を貰えたので、まず始めに≠ニ、キリトにとある提案をする。
「……とりあえず、そのヨルコさんとカインズとやらの茶番に乗ろう」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「ヨルコさん、ですよね? キリトから話は窺っています。……あ、俺も自己紹介しておきましょうか。俺の名前はティーチ。不肖ながら≪異界竜騎士団≫の団長を務めています」
「ティーチさん…。……あ、もしかして貴方があの=癘ウ槍≫ですか?」
シュミットに連絡してから翌々日。シュミットやヨルコさんとの予定を照らし合わせた結果、シュミット、ヨルコさんとの会談は日を隔てた今日となった。
……ちなみにヨルコさんが言った≪無槍≫と云うのは俺の≪先生≫に続く二つ名でアインクラッドにてその槍に貫けぬ物無し≠フ略で──更には無双≠ニも掛かっているらしい。
閑話休題。
場所の提案をしたのはヨルコさんだった。……カインズがあんな事≠ノなったのは昨日の今日なので、あまり塒としている宿から出たくなかったらしい。その言葉をヨルコさんから聞いた時、正直、内心で感嘆した。
よく設定出来ている≠ニ思
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ