暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ソードアート・オンライン】編
109 血塗られた林檎
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か、≪血盟騎士団≫を初めとした他のギルドにすら捨て値同然でレアドロップを横流ししている時すらある。……なので、他の攻略組ギルドと俺達のギルドの仲は、中々に円滑だったりする。

閑話休題。

敏捷値を20上げるその指輪だが、厳正なる話し合い──を放棄した多数決の結果、ギルドの活動資金に当てる為に売却する事になったとか。……グリセルダさんはその指輪を売却しに行く時、泊まった宿で睡眠PK≠ノ遭ったとかなんとか。

……輝かしさを表していたであろう黄金のリンゴ≠ェ、普通のリンゴの様に赤い色に血塗られた──なんとも皮肉な話だと感じぜざるを得なかった。

「……それに…。……まさか、シュミットがな…」

ヨルコさんからかつての≪黄金林檎≫の元メンバーを聞いていると、聞き知った名前を耳にした。

……シュミット。それは、(くだん)の──捨て値同然でレアドロップを横流し≠フ件で交流を持つことになったプレイヤーの名前だった。……俺の記憶が正しいなら、≪聖竜連合≫の壁役(タンク)隊≠ノ籍を置いている攻略組≠セったはずである。

「……アスナはシュミットと…」

「あー、ごめん。私からのシュミットさんへの連絡方法は無いかな。……アイテム売買を進めてたのはティーチ君だったし…」

「だよな。……やっぱりティーチに頼むしかないか…」

漸く突破口の様なものを発見出来た俺達は、シュミットへの渡りを付けられる様に頼むべく──あまり頼りきりになりたくない(つて)だったが、そろそろ攻略(えんせい)から戻って来ているであろうティーチに頼みたい事がある>氛氓ニな(むね)のメッセージを飛ばすのだった。

SIDE END
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