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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ソードアート・オンライン】編
108 そのスキルは
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近の俺の懸念だったりする。

閑話休題。

ケイタのお礼をアスナと頷き合いながらはぐらかす。……こうしてケイタ達にお呼ばれしているが、そもそもな話、下層に降りて来ていたのは素材アイテムを集める為なので、そろそろ素材集めに戻りたいところだった。

「……あの、いきなりのマナー違反承知な質問なんですが、二人のレベルを聞いても良いですか? ……さっきの戦闘を見てたら、かなり上の層の人だな>氛氓ニ思っただけなので、無理にはお伺いしません」

(困ったな…)

ケイタからの耳の痛い質問。アスナに良いはぐらかし方は無いか>氛氓ニアイコンタクトを取ろうとアスナを見やれば、アスナもまた困った様な顔をしていた。……それもそうだろう、俺達──もとい、高レベルのプレイヤーが下層の狩場を荒らすのは、あまり褒められたプレイじゃないのだから。

「ケイタ、敬語は要らないよ。……でもアスナの呼び方はアスナに聞いてくれ」

「うん、私はアスナで結構ですよ? ……あ、私の言葉遣いは気にしないで下さい。一定以上の距離が空いてると敬語なっちゃうのは癖なので」

「……ありがとう、キリトにアスナ…さん…」

(アスナ…さん、って…。……くくっ…)

ケイタは俺への敬称を外したがアスナの場合は収まりが悪かったのか、後から敬称が付いたので少し可笑しかったので内心で苦笑。アスナにはその苦笑を気付かれた様で、その美貌とは反対の感情を──恐怖を抱かされる様な視線が俺へと突き刺さる。

「……で、レベルの話だったっけ。……俺のレベルは45」

「「「「「……よ、よ、45ぉぉっ!?」」」」」

現在のレベルを発表すると、パーティーの皆から五者五様に驚き、大人しそうな少女──サチからも驚愕の声が飛んでくる。そして、アスナからは恐怖を抱かされる様な視線≠ゥら一変、あ、バラしちゃった≠ンたい視線が飛んでくる様になった。

「どうしてそんな高レベルの人が…。……もしかしてアスナ…さんのレベリングの手伝い?」

「いや、アスナも結構な高レベルだからレベリングってわけじゃないんだ。……下層に降りて来た理由を平たく言えば、素材アイテム集めかな」

「ああ、素材アイテムで…」

そこでアスナが場を繋ぐ様に「ちなみに私は43です」と自分のレベルを暴露する。……それでまた黒猫団≠フ皆が──殊更(ことさら)サチが驚いた様相を見せた。

……何しろ、サチとアスナは見た目は1〜2つくらいしか変わらない──それもアスナの方が年下の様すらも思えるので、サチにもアスナに対して含むところはあるらしい。

……(もっと)も、≪DDD≫にはリーファやシリカと云った、アスナよりも年下の少女が居て、更には前線──ないしは最前線で剣
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