【ソードアート・オンライン】編
105 仲間を探そう! その1
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に返事があった。……リーファも俺と一緒にその場所に向かっている事から、リーファもアレ≠ノ介入する事にしたらしい。
――「お嬢ちゃん、おじさん達といいこと≠オようよぉ」
――「いや…っ! 誰か…っ、助けて…っ!」
――「ざぁんねん! 助けを呼んでも誰も来るわけ無いぜ!」
少女に擦り寄る2人の男。……我慢が出来なくなった俺と──俺に遅れてリーファはステータスにモノを云わせて跳躍し、少女を守る様に降り立つ。
「助けなんて来ない≠ゥ──ところがギッチョンっ、来ちゃうんだよな、それが。……ところでこんな年端もいかない少女に這い寄ってて恥ずかしく無いのか? 何? 実はお前ら混沌だったりするの?」
男2人を適当に貶しながら──少女に2人の意識が向かない様にしながら、「大丈夫? クトゥグアとか喚ぶ?」や、「……それと、這い寄るならニヤニヤ≠カゃなくてニコニコ≠ノしろよ。発禁掛かるぞ」と謎理論を混ぜながら締める。
すると、男2人も漸く俺達の闖入に──ひいては挑発に気付いたらしく顔を茹でダコみたいに赤くする。
「何モンだてめぇ!?」
「おいおい、邪魔されちゃあ困っちゃうよ、ぼくぅ」
(リーファ、ナイスだ)
リーファにアイコンタクトで少女を助ける様に示唆しようとリーファを見れば、リーファは既に少女を連れて俺の後ろに回っていた。……ここまで来れば、後はすっきりきっかり撤退するなり、有耶無耶にしながらフェードアウトするなり──八つ当たり込みの罰則を与えるなりすればいいだけである。
「あっ──じゃなくて、ソイツをこっちに渡せ」
「断る。……リーファ、先に行っててくれ」
「……了解。……ろ──あー、定時にあそこ≠セね。なんならメッセージを送るね。行こっか」
「は、はいっ!」
男からの──もはや横暴でしかない提案に、リーファと少女を背に隠しながら、にべつも無く断ってやる。リーファに先に行くように言えば、転移門前広場をあそこ≠ニ──男達に判らない様にぼやかし、そそくさ、と少女を連れて離れて行った。
「待ってよ──っ」
「残念だが行き止まりだ」
そこで背中の槍を抜き放ち、男2人をここに留まらせる為に男達の行く道を阻む。先程は少女を囲んでいた地形だが──こと殿を務めると云う点では優れている地形だった。
「……行きたいよな。追い掛けたいだろうな。その獣欲をあの2人に叩きつけたいだろうな──行かせる訳が無いけどな」
「ちょっとしつれ──がっ!?」
俺の脇を通って2人を追い掛けようとする男に容赦無しに突く。……しかし、当然のことながらここは圏内≠ネのでHPバ
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