【ソードアート・オンライン】編
104 これまでの話、これからの話
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「私? ……勉強で解らないところ…。私は参考書とか開きながら解る様になるまで♀にかじりついてるかな」
ティーチ君の問いにアスナは答える。アスナのその答えを聞いたティーチは軽く頷き、更に続ける。
「答えてくれてありがとう。……アスナは解るまで頑張れる≠ンたいだけど──でもさ、今は解らなくてもいいや∞どうせ解けなくてもテストでは違うところで点を取ればいいや≠チて考えるやつも居るんだよ。……それも大多数」
「そんなの──文字通りの[現実逃避][問題の先送り]じゃない…」
「現実逃避=Aアスナは上手い事を言う。……この世界≠煦齒盾セよ──いや、ある意味ではこの世界>氛氓uRMMOの方が酷いか。……だって頑張れば強くなれる≠だから。弱いMobを倒すだけでお金には困らない≠だから」
……ティーチ君は、そこで「出来なかったやつ≠ノとってはこの世界=c出来る様になる方法が確立している世界≠ヘ生き易いだろうな」──と、更に付け加えた。
「判らないよ…っ! だってHPがゼロになったら死んじゃうんだよ!? ……それが生き易い=cっ!? ……判らないよ…っ!」
「リードの切れた犬を助けようとしてそれに失敗したり、通り魔に遭ったりで──不慮の事故で人は簡単に死ぬのは現実≠ナも一緒だろう? ……むしろHPバーがゼロじゃない限りは大丈夫≠ニでも思うかも」
「……っ!」
もはや地面にへたり込むアスナ。
「……でも俺はこのゲームに囚われたままでいるつもりは無い。……現実世界≠ノ帰りたい。家族を安心させたい。……そのためにはこのゲームをクリアしなければならない──だから、皆の力を借りたい」
そう差し出されたティーチ君の手。そこに「水臭いぜ」と、キリト。「私も頑張る」と、リーファ。「あんたらに付いていた方が稼げそうだな」と、エギル。「ボクもティーチ君に賛成」と、ボク。そして──「私も現実≠ノ帰りたい」と、アスナの手が重なっていく。
ティーチ君の作るギルドに参加する事が決定した。……そのギルドは後に≪DDD≫──≪異界竜騎士団≫と名付けられ、十把一絡げ──鎧袖一触の働きを見せるのだが、今は関係ない話である。
SIDE END
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