027話
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一体誰が来るか……?」
アルヴィスは勝利に対する賞賛の声を受けながら次に出てくる敵を警戒していた。既にビショップ最強の三人衆のうちの二人は倒され残っているのは全員ナイト。これから本当の戦いになる、だが既に戦う相手は決まっているような物だ。骸骨仮面のアッシュはギンタを指名し、今は居ないが最後に出てくる男はナナシと戦いたがっている。そうなると残ったキャンディスという女は自動的にジークと戦う事になる。
「チェスの駒 キャンディス!!」
ポズンがコールした人物は眼帯を付けたナイトの女"キャンディス"、となるとこちらメルが出るべきメンバーはジークとなる。
「メル ジーク!!」
向き直る騎士と騎士。騎士の名を持つ二人は向き直り戦いを始めようとしていた。
「行くぞっ、竜穿!!」
先手必勝と言うよりも早く抜刀し攻めたジーク、抜刀しながら魔力を込めた斬撃がキャンディすへと向かっていく。砂漠の大地を切り裂きながら進む魔力の塊を13星座の無いとは巨大な石作りの斧で斬撃を力技で掻き消した。
「ボールダーアックス。あんたを倒せばファントムは喜んでくれるはず、死んで貰うわよ」
「やれるものならな」
同時に駆け出す騎士は剣と斧を交えた、その際の衝撃は凄まじくぶつかり合う度に強い衝撃波が控えているメルやチェスの駒のメンバーを襲っていた。豪剣の剣士と豪腕の斧士、その激しさは周囲の地形が容易く変化しているのが説明していた。
「砕け、抉れ……グラム・フリード!!」
「はぁあああああ!!」
魔力を収束させたバルムンクの一閃、切られた事にさえ気づけない程に素早い太刀筋を一瞬で見極めてた上で受け止めたキャンディス。石の斧に深い傷を残す事は出来ているがそれだけだ。
「中々、だな」
「貴方もね、どうやら斧は相性悪いようね。じゃあ、ボールダークロウ!!」
「っ!竜穿撃!!」
斧のARMから一気に別のARM 石の爪を展開し素早い攻撃を発揮するがそれを相殺するようにジークがV字にバルムンクを斬り付ける。一撃を重視していた斧とは違い連携と鋭さを重視している攻撃にジークも腕に更に力を込め剣を振るう。
「強さ的には、あのドリル婆よりも上か!」
「ラプンツェルなんかと、一緒にしないでくれるかしら!!」
「それはすまない、スクリューサーベル!!」
「っ!!」
咄嗟に後ろにステップを踏むキャンディスへと襲い掛かる刃、僅かにキャンディスの肌を削り取り血を滴らせる。ジークの左腕を見ると茨のように絡みついているレイピアがある、それはMrフックが使用していたウェポンARM スクリューサーベルであった。
「随分、低級なウェポンA
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