決勝!最凶世宇子!!前編
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始目前、円陣を組んで最終決戦への気合を入れる俺たち。
それに対して、世宇子イレブン達は優雅に乾杯をしていた。
ピイイイイイーッ!!
《さあ試合開始だあーーっ!!》
そしてついに鳴らされた運命のホイッスル。
キックオフとなるのは世宇子ボールから。
もはやこいつらがボールを持つこと自体が恐怖だが、果たして一体どんな出方を見せるんだ…?
「…動かない!?」
「なめんな!!」
なんとボールを受けたアフロディはその場で棒立ち。
真面目に戦う気のない明らかな挑発だ。
これに切れた俺と染岡と豪炎寺はアフロディへ猛突進する。それに対してアフロディは呟いた。
「君たちの力は分かっている…僕には通用しないということもね。ヘブンズタイム!!」
アフロディが指を鳴らした途端、完全に動きが止まってしまった俺たち。
アフロディのスピードが、人間の知覚できる速さを完全に超えてしまっている。
俺たちとは全く違う時の流れの中を、スタスタと優雅に歩くアフロディ…そしていとも簡単に俺たちを素通りする。
「き、消え…!?」
グオオオオオオ!!
「「「うああああーっ!!」」」
そしてアフロディが普通の時の流れに戻った途端、いきなり俺たちの周囲に巻き起こった爆風。
「み、見えなかった…!」
「く…!なんて速さだ!」
「ふ…ヘブンズタイム」
またもアフロディは悠々と歩きMF陣を抜き去る。
「な…!」
グオオオオオオ!!
「「「ぐあああーっ!!」」」
今度は鬼道と一之瀬までもがこの技の餌食になった。
やはり全く反応できない動きで背後を取られ、爆風で吹き飛ばされてしまう。
俺たちには、目の前のアフロディが背後に瞬間移動したようにしか見えないこの技…。止めようとした瞬間すでに抜かれているのでは誰にも止めようがなく、俺たちFW陣、鬼道達MF陣、そして土門達DF陣までもがヘブンズタイムに突破され、いよいよ円堂との一対一になってしまった。
「く…!来い…!全力でお前を止めてみせる!」
「天使の羽ばたきを聞いたことがあるかい?」
そうアフロディが呟くとアフロディに翼が生え、空中に飛び上がる。
円堂に向けて、途轍もないパワーを持つアフロディの必殺シュートが放たれた。
「ゴッドノウズ!!」
ドゴオオオオオ!!
「ゴッドハンド改!!」
ギュルルルルルル!!
激突するゴッドの名を持つ2つの技。
「本当の神は…どちらかな!!」
「く…!?ぐぅあああーっ!!」
グワシャァァァァン!!
ピ─────────!!
ゴッドノウズに無惨に打ち砕かれて敗北を喫するゴッドハンド。試合が始ま
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