第3章 黄昏のノクターン 2022/12
22話 白亜の水都
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りは俺を恨んだところで如何ともしがたいのだ。
「ただ、こればかりは遅かれ早かれ確保しなければいけないものだと思う」
「ですね。あの船頭さんのお話から判断すれば、水運ギルドなる組織では街の外に出向いて下さるようには思えませんから」
移動手段入手の必要性についてはティルネルの考察がほぼ目的を語ってくれているが、更に補足するならば、仮に街の外に出てくれるにせよ、先程の船頭のように乗客を降ろしたらそそくさと街に戻られるようでは堪ったものではない。プレイヤーが圏外に出向く度にディスアドバンテージを負わされる水中戦闘を強いられるなど厄介な事この上ない。裏を返せば、自力で街の外へ安全に進出できるような手段があって然るべきなのだ。
「まあ、先ずは街で情報収集だ。出掛けるぞ」
第四層に到着してから五十分が経過したあたりだろうか。いつの間にかプレイヤーの姿が見え始めた街を眺めるのもそこそこに、目星を付けた場所へ向かうことにした。
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