1部分:第一章
[3/3]
[9]前 最初 [2]次話
がそれより前に。
「金貨を頂きたい」
「金貨を」
「左様」
夜の話の通りだった。こう彼に言ってきたのだ。
「金貨をです。宜しいでしょうか」
「私が受け取るのではなくて?」
「貴方が払うのです」
理不尽にこう言うのだった。
「宜しいですかな」
「まさか。御冗談でしょう」
彼はそれを相手にしなかった。だが心の中ではやはり、とも思っていた。しかしそれをあえて隠して話を続けるのだった。これも好奇心故である。
[9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ