舞い降りる翼
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言えばわかるな? 」
「その大会で優勝しなければ廃部ってわけですか? 」
「その通りだ。せいぜい頑張るがいい」
サクラはそのままティグリスガンダムを持って部室を出ていった。
すると、その直後脳天に衝撃が走った。
「痛った!どんな石頭してんのよ! 」
「それよりも何で殴ってきたんだよ!?説明しろ! 」
アマネは自分の右手を押さえながら睨みつけてきた。俺は頭を殴られたが、女だからそれほど痛くはなかった。
「いやいやカグラ。そりゃ殴られるだろ。だっていきなり部の存続をかけられたバトルを勝手にしたんだぜ?そりゃキレるわ」
ヒメラギが肩に寄りかかって御愁傷様、といいながら説明してきた。
「それよりも、勝手な行動しないでくれるかしら?もし負けたらどうする気だったのよ? 」
「だから負ける気はねえって言っただろ」
「初心者が何言ってんのよ! 」
「まあまあ二人共落ち着けよ。それよりも今は大事な事があるだろ? 」
ヒメラギが指を指すと、そこにはウイングガンダムゼロを手に持った男がいた。
「すいませんが、自己紹介をしてもらっていいですか? 」
「ん、いいよ。僕の名前はハルカゼ トウイ……探偵さ…」
コーチじゃねーのかよ。
「というのは冗談で、今日から君達のコーチをするハルカゼ トウイ。よろしくね。皆の名前は? 」
「あ、アキザワ セイヤって言います。よろしくお願いします」
「アマネ マヒルです。よろしくお願いしますコーチ」
「ヒメラギ トモヤ!よろしくなハルカゼコーチ! 」
一人一人が自己紹介をし、最後に俺の番が回ってきた。
「んで、君がゴッドガンダムの使い手ね」
「ああ。カグラ レイだ」
「素っ気ないな〜。まあいいけど。ところで……」
ハルカゼが俺達を一人ずつ、そして一回りしながら部室を見渡していくと、大きくため息を吐いた。
「廃部寸前って……本当? 」
俺達が頷くと、また大きなため息を吐いた。
「まさかこんなことになっていたなんて……ムウさんいつも説明しないから今の状況伝えられてないし……不幸だ…」
「ハルカゼさんはどうしてここに来たんですか? 」
「四月に入ったばかりの時にムウさんにコーチを頼まれて来たんだよ。まあいろいろあって遅れたけど」
その時隣から扉が開くと、今度はムウが出てきた。
「おっ?来たかトウイ」
「ムウさん。僕廃部寸前って初耳なんですけど? 」
「言ってなかったか?まあいいだろ。そんなことよりもコイツらの事を頼んだぞ。これで俺はより楽になれるからな」
「やっぱりそれが狙いですか……」
そのまま今日はムウとハルカゼが話し合いをするため解散する
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