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その手で引き金を引け!!
第二章 歌川遼
第一話 勉強会
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直、長い」

菊地原・・・マジか。
つまらなかったか。
数学史やそれに絡む話はつい、長くなる。
あまり気にしなさすぎたか。

「わかった・・・ブラックコーヒーね。」

「相変わらず女子力ないな〜」

「お、終わった?よし、ランク戦いこうぜ!!」

「すー、すー」

・・・あぁそうかよ。
人が語ってやってその態度か、お前ら。
いい度胸してんな・・・

「人がめでたく話してやって、その態度かよ、てめーら!!
もとはと言えばあんたらが馬鹿だからこうなってんだ、ゴラ!!
俺の視界に二度と入んな・・・見えたらしばくぞ」

「先輩!?待ってください、そんな」

「いいよ、別に。頼んでないし」

「おい、菊地原」

へー、そうなんだ。
いいわよ、二度と来ないなら全然。
愉快だから。

〜〜〜〜

歌川は一人動揺。
太刀川さんは一行に起きない。

「ありゃダメだ。戦闘のプロだな。
あの怒りで殺気が出ないとか、すげーな。
その証拠に太刀川さん、起きないし。戦闘慣れしすぎだ。」

「菊地原、あれは言い過ぎだろ。先輩は俺らのために話してくれたんだぞ?」

「・・・・・・」

歌川は如月のあとを追いかけた。
菊地原はその姿を不愉快そうに眺め、舌打ちをした。
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