第九話 A級ランク戦3
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私は歌川を見たあと、あることを思い付いた。
「歌川くん、バッグワームと炸裂弾ある!?」
「一応ありますけど・・・」
「よし、指示にしたがって」
歌川を使い、奈良坂を潰す!!
〜〜〜〜
「ちっ・・・」
外した。奈良坂はそう感じた。
緊急脱出がなかったのだから、外したのは確かだ。
移動はしない。
本来なら移動するべきだが、如月にそんな足はない。
もう一度、次は連射したら当たるはずだ。
その時、如月が建物から出てきた。
何か来る!
奈良坂は今の場所から離れた。
しかし、レーダーに突然誰かが映った。
「歌川・・・」
「・・・炸裂弾!!」
どこを撃つかと思えば、奈良坂が今いる建物。
建物をバラバラにするつもりだ。
煙が立ち、奈良坂は足場を失う。
せめて、如月を緊急脱出させねば・・・
あった!腕だ!
「・・・遅い!!」
奈良坂にスコーピオンが刺さる。
腕は囮!!
鉛弾に打たれた左腕を切り、歌川に攻撃させると見せかけて、自ら接近し攻撃!!
『戦闘体活動限界 緊急脱出』
〜〜〜〜
如月も無事ではなかった
『警告 トリオン漏出 甚大』
「仕方ない・・・」
如月は急いで橋に向かう。
それを古寺が追う。
歌川はそれを阻止した。
慌ててグラスホッパーで逃亡する如月は、橋まで来ると・・・
「緊急脱出!!」
周りに誰もいない。
そして、腕を切ったのは自分。
相手にはptは入らない。この選択もありな訳だ。
〜〜〜〜
「勝った〜〜!!三輪隊に勝った〜〜!!」
「如月、お前、狙撃予定ではなかっただろ」
風間さん、ちょー怒る。
私、気にしない。
だって、風間さんが可愛いから!
「いや〜やりたくてやりたくて。風間さん、勝ったからOK♪違う?」
「お前、遠征先でもそうする気か!!」
「風間さん、そう怒らないであげてください・・・如月先輩のおかげで・・・」
「歌川は甘いな。」
そうそう。
私より風間さんに構ってあげてください!!
風間さんが嫉妬しますよ?
あああ!!菊地原もいるじゃないか!!
『恋の三角関係SOS』←曲名
クソ〜サイレンやりたい!!
無事に帰れたらサイレンやろう!
「如月先輩、風間さんと歌川で何妄想してるんですか、キモい」
「・・・」
「え、何?」
「きくっちー初めて私を呼んだね・・・感動したよ」
「まぁ、先輩付けなんかしたくないけど」
ツンデレ!!
ツンデレの黄金比は8:2である。
あくまで私の意見ですが。
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