days1.
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り替えの早い友人を見て、苦笑いしながら並んで歩く。
自分から知ろうとしない限り、他人の本当の姿など見えてこないのだ。
「そういえばサテラ」
「今度は何よ」
「今日の放課後は暇?友達と駅前のケーキ屋に行く予定なんだけど」
明確な誘いの言葉。キャシーはいつも一緒にいる一番の友人だし、女子高生ならば放課後に友達と遊ぶなど普通だ。けれどサテラにはどうしても行けない理由がある。
「ごめん、今日は無理」
「ええ!また??」
申し訳なさそうに言うサテラに、キャシーは落胆的な声を上げる。それでも友達をやめないでくれるのだから本当にいい友達だ。
そんな友達にだって、言えない事はある。
放課後、サテラはキャシーと別れ自宅へと直帰した。そして、彼女がまずとった行動とは……
「……よし!」
メガネをかけ、ざっくりと髪をまとめた後に二階建ての家の掃除を始める。
その姿には学校のような華やかさは皆無で
下手をすればそこらの主婦となんら変わらない。チラリと時間を気にすると四時を回ろうとしていた。
「そろそろルイズお迎えの時間だ!」
誰にも知られない姿があるのは、サテラも同じだ。
弟の面倒を見るのは彼女の役目で、学校帰りに友達と遊ぶ時間もない。
ーこんな格好クラスメイトにも見せられないしね……
それが、彼女の、サテライザー・エル・ブリジットの日常だ。少なくとも、この時までは…………
数日後の休日。
サテラはいつも通り家の掃除をしていた。未だ幼稚園児の弟、ルイズはどこかに遊びに行っている。弟が邪魔なわけではないが、掃除は捗るものだ。
今日もこのまま何事もなく過ぎると思っていた。その時だ。
ガチャリと玄関から音がして、誰かが入ってくる気配を感じる。ルイズが帰ってきたのだろう。
「ルイズー?帰ってきたならただいまくらい……」
言いなさい、と言いかけたところで手に持っていた洗濯カゴを床に落とした。
何故なら、弟が鼻血を出して帰ってきたからだ。それなのに泣いていないのが逆に怖い。
「ルイズー??だ、大丈夫??ああ、もう鼻血出しちゃってもう……」
「お姉ちゃん……」
鼻血を出しているルイズに駆け寄って、血を拭き取っていく。そこで、ふとルイズが誰かの手を握っていることに気がついた。
「あの、大丈夫そうなんで俺帰りますね」
ーしまったー!完全に無視してた??
鼻血を出したルイズが一人で帰ってこれるとは思えないのに、誰かが連れてきてくれたなど考えていなかった。弟の隣に立つ少し目つきの悪いピアスをつけた青年のことを失念していた。自分の失態に気がつき、どうしようかとあたふたしていた時、ルイズが青年の手を握った。
「おにいちゃん…寄ってってよ……」
「え、あ、
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