第一章
[1/2]
[1]次 最後 [2]次話
黄金バット
第六話 電車の危機を救う
最近です、都内の線路で困ったことが起こっていました。
「また石か」
「線路に石を置いた奴がいたのか」
「下手したら電車が脱線して大変なことになるぞ」
「一体誰がそんなことしているんだ」
「悪い奴がいるな」
「ナゾー博士か?」
黄金バットのライバルの一人の名前が出ました。
「あの博士がしたのか?」
「いや、ナゾー博士はしないだろ」
あの博士はというのです。
「あの博士はそうしたことはな」
「しないか、そういえば」
「ああ、あの博士ならな」
「こうしたことはしないな」
「もっと凄いことするよな」
「電車に襲うにしても」
「もっとな」
だからだというのです、ナゾー博士ではないとです。皆もお話をしてそれはないと答えを出したのでした。
では誰が線路に石を置いているのか、さらに考えてみますと。
「黒バットでもない」
「メンインブラックでもない」
「フー=マンチュー博士でもない」
「どの悪人もそうしたことはしないな」
「じゃあ誰だ?」
「誰がそんなことしているんだ?」
「線路に石なんか置いているんだ」
そんな悪いことをです。
「そうした悪人達がしていないとなると」
「本当に誰なんだ」
「誰がこんな悪いことをしているんだ」
「早く捕まえないと」
「今は事前に見付けてばかりだからいいけれど」
「そのうち大変なことになるぞ」
「事故が怒るぞ」
皆心から心配していました、事故にならないうちに犯人が捕まって欲しいと願っていました。ですが中々です。
犯人は見付かりませんでした、そして。
石だけが見付かります、そうしたことがさらに続いて。
駅員さん達もです、心配になって言うのでした。
「早く犯人を捕まえないと」
「事故になる前に」
「線路を見回って」
「夜にでも」
「そう、夜なんだよ」
この時間にというのです。
「こういうことする奴はな」
「絶対に夜にやるんだよ」
「見付からない様に」
「そうするんだよな」
悪いことは見付かっては駄目です、やる方もそれがわかっているからです。
だからです、線路の上に石を置く悪者達もというのです。
「だから余計に性質が悪いな」
「本当に」
「夜の見回りとかな」
「大変だな」
「どの線路に石置くかわからないし」
「大変だよ」
「事故になったらもっと酷いことになるしな」
駅の職員さんや車掌さん達は見回りながらぼやくのでした、線路は多くて長くてです。石は一個でもあると駄目だからです。
皆大変でした、石はどけていましたが。
その中で、です。皆は。
疲れが溜まってきていました、ですが犯人は
[1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ