第7章 第5次イセルローン攻略戦へ 前哨戦 後編
[7/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
す。
血しぶき
その速力を生かして左右にいたまだあどけなさの残る少年兵2人をそれぞれ腹部、頭部をトマホークで裂く。
敵は蜘蛛の子を散らしたように撤退するが、その背中に第2,3小隊員の強烈かつ容赦ないトマホークが降り注ぐ。
私も、トマホークを振りかざす敵の中尉とつばぜり合いになる。
この中尉はそこそこ強かったが、最後は得意の胴フェイントで頭部を仕留める。
後ろからトマホークが振りかざされる時の「ビュン」という音が聞こえる。
横に、転がって避ける。
その敵は私にさらなる攻撃を仕掛けようとするが、胸部ががら空きであった。
槍の一突きで胸部をそのまま突き刺す。
立ち上がって、次の目標とやりあう。
練成度が低い。
面を打ってくるが、抜き胴で仕留める。
もはや、攻撃ではなく虐殺であった。
短いが地で装甲服が染められそうなくらいの血を流しに流したEブロックを守備していた帝国軍は全滅した。
予定通り第2,3小隊に現状維持と撤退路の確保を行わせる。
私は残りの4個小隊を率いてまた突っ走る。
Fブロックではさすがに帝国軍も頭を使ったらしく、2本の通路から機関銃を使って我々に2正面作戦を強いてきた。
しかし、ここでもやはり陸戦経験が豊富なほうがそれを制する。
私は機関銃、第1小隊に敵の機関銃に向けて撃たせながら牽制射撃を行わせ、
その間に第4,5小隊を率いて迂回側面攻撃でまず、右側通路のに陣取る忌々しい帝国軍の機関銃部隊をやっつけることにした。
第5小隊長のニール・グスタフ少尉に
「ニール少尉。
貴官が先頭だ!行け!」
すると、少尉は
「了解!」と元気よく突撃していく。
第4小隊には援護射撃をさせ、第5小隊は突入する。
ニール少尉の第5小隊は30秒もかかることなくそこに陣取っていた機関銃部隊を敗走させた。
そのまま第5小隊に援護射撃をさせ、今度は第4小隊長のコール・ハルトマン少尉に突入を命じる。
コール少尉も飛び跳ねるように突撃する。
両少尉とも初陣ながらなかなか大胆で果敢な攻撃と指揮を行う。
と、関心したものだった。
結果として、またしても損害なしで敵のFブロックを完全制圧した。
標的はもう、目と鼻の先。
第1、機関銃小隊長のユースフ少尉とクレメンツ少尉に敵のGブロックにつながるG-4-1通路に侵入、攻撃、前進を命じた。
もちろん予定通り、陽動として。
主攻は私が直接率いる第4,5小隊である。
私たちはG-4-4通路を通って艦橋まで一気に駆け上がる。
といっても、直接この通路ではいけない。
もちろん敵も、艦橋入り口には爆薬か何かを仕掛けてるに違いなかったので我々は敵艦の航路制御設備のある第3艦橋設備室から侵入し、オペレータたちの座っている座席の後ろの換気設備口から侵入した。
換気設備口は修理用の通路
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ