赤いボトル
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んぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
お客さんの断末魔のような叫び声がホテルの部屋に響き渡る。
「きゃあ!」
あまりにもお客さんの痙攣が激しくて、私はベッドから弾かれてしまった。お客さんを見ると、いまだまんぐり返しの姿勢のまま痙攣を繰り返していた。そして、顔中に自分で射精した精液を浴びで、恍惚とした表情を浮かべていたのだった。
「いやあ、ユミちゃん、すごかったよ! 途中で怒鳴っちゃってごめんね」
私は帰りの身支度を済ませ、お客さんと別れの挨拶をしていた。
「いえ、私こそ怖がっちゃってすみませんでした。でも、その、本当に大丈夫なんですか?」
「あははははっ、大丈夫大丈夫。慣れているから」
「はあ、それならいいですが……」
「また頼むよ!」
いやだよぉおおおお。でもうちの店の規約に反していることをさせられている訳でも無いし、断りにくい……。
「は、はい。そのお大事に」
「あははは、それじゃね」
”おむつ姿”のお客様が笑顔で手を振っている。あれをするとしばらくうんちが垂れ流しになってしまうらしい。
私は引きつる顔に無理やり笑みを浮かべて、困惑する頭でホテルをあとにした。
世の中、まだまだ知らないことだらけだ……。
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