暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSURX其は天翔けて死報告げる凶風の化身なる者〜Chevaliel〜
[14/20]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
とシュヴァリエルが追撃して来るが、「ヘルモーズ!」空戦形態へ移行して奴からさらに距離を取る。
『クララ先輩! 神器の追加、よろしく!』
『あ、うん! 行くよ!』
飛行を一旦停止して、俺の手元に神器を転送しやすくする。そしてまた目の前に転送されて来た複数の神器を鷲掴んでイドゥンで魔力と神秘を吸収。すぐさまクララの元へと返して飛行を再開。
「
神器
(
アイテム
)
なんぞ、使ってんじゃ・・・ねぇぇぇぇぇぇぇッ!」
――廻転轟乱・断壁――
どこかで聞いたようなセリフを叫びながらシュヴァリエルは、奴と俺を中心にして巨大竜巻を発生させた。直径100mほどの竜巻の内部に閉じ込められた俺たちの周囲には、竜巻の影響で無数の城や塔の瓦礫が高速で宙を舞っている。
「さぁ、ファイナルラウンドだ、神器王!」
腕を組んで俺を見下ろすシュヴァリエルがそう告げた。真技を使う気だな。それより早くアイリを救い出さなければ。しかしどうしたものか。
「(やはり、シュヴァリエルにそれなりのダメージを与えて、アイリが融合事故を起こしやすくするのが定石か・・・?)アイリ! 少しばかり痛いかもしれないが、耐えてくれな!」
――
力神の化身
(
コード・マグニ
)
――
「我が手に携えしは友が誇りし至高の幻想! 神剣ホヴズ!」
もう一度“神々の宝庫ブレイザブリク”より“ホヴズ”を顕現させる。対するシュヴァリエルは、竜巻に巻き込まれた無数の瓦礫を俺へと飛ばしながら自ら竜巻の中に潜った。
「開け開け、わたしの心。開け開け、わたしの世界。其は地を穿ち、天を穿つ星。来たれ来たれ、わたしの星。奔れ奔れ、わたしの星」
ある魔術の発動に必要な詠唱を開始したんだが、一部を詠唱しただけでSSSランクの魔力を消費した。
――死風凶嵐――
「おらおらおらおらぁぁぁぁぁぁッ!」
クララから次の神器を送ってもらおうにも、竜巻から暴風そのものと化しているシュヴァリエルが超高速で飛び出して来ては俺を一ヵ所に留まらせないように攻撃を仕掛けてくる。“ホヴズ”の斬撃で迎撃しようにも、奴は正しく風の如き動きで軽やかに躱していく。しかもすれ違いざまに「ぐぁ・・・!」衝撃波の斬撃を叩きつけてくる。ただでさえ圧倒的に魔力が足りない現状でこのダメージは致命的だ。
「(ジュエルシードを使うか・・・? いや、ダメだ。アレらはガーデンベルグやリアンシェルト戦のために残しておかなければ・・・)くそっ、どうする・・・!」
「ボサッとしてんなよ!」
蛇のようにうねる竜巻となっているシュヴァリエルは、座標を安定させるべく運良くその場に滞空していた瓦礫に立つ俺へと突っ込んで来た。防性術式を発動するような余裕もないため、すぐにその場から離れる。シュヴァリエルはその
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ