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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSURX其は天翔けて死報告げる凶風の化身なる者〜Chevaliel〜
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オエル、雷龍ジェレミエル、各属性の龍をそれぞれ3頭ずつ、計24頭の龍を対象へと一斉に解き放つ。1つ1つの魔術が中級であっても質量と物量を強化すれば上級となる。
「
喰殺粛清
(
ジャッジメント
)
ッ!!」
ファフニールは、墜落してもなお艦載砲を放ってくる先行艦へ向かって突撃して行き、艦体に食らい付いてそれぞれの効果を発揮して破壊した。次は後行艦の対処だが、撃墜は控えないといけない。あの艦を使って俺はアールヴヘイムへ行き、回収した神器を戻さなければならないからな。
「(魔石をさらに追加してっと・・・)我が手に携えは友が誇りし至高の幻想・・・!」
――
圧戒
(
ルイン・トリガー
)
――
機動一課が回収した神器全てから吸収した神秘を有する魔力を結晶化させて造り出した魔石を、
魔力炉
(
システム
)
に再び同化。“英知の書庫アルヴィト”から実妹シエルの固有魔術、対象に重力負荷を課すルイン・トリガーを発動し、後行艦に10倍の重力負荷を課して墜落させてやる。さらに・・・
――
罪人捕えて罰せしは闇棺
(
エロジオン・ノワール
)
――
闇黒の堕天使レーゼフェアの魔術を発動する。重力によって墜落した後行艦の影を利用し、艦体を影で覆い尽くす。本来の効果にはここから影を爆破させる追撃というものもあるが、その工程を行わなければ強力な拘束檻となる。俺はその手を使い、後行艦を封じてやった。
「さぁ、これでどうだ、シュヴァ――」
――轟風暴波――
先行艦を粉砕しながら放たれて来たのは全てを薙ぎ払う圧倒的な暴風。すぐさまその場から急上昇することで躱すものの、「ぅぐ・・・!」その風圧や衝撃波はとんでもなく強く、暴風から数mと離れていたのに大きく体勢を崩されて錐もみ状態となってしまった。
「公僕のして良いような真似じゃねぇだろうが、神器王ぉぉぉぉーーーーーッ!!」
体勢を立て直し終えた直後、クジャクの尾羽のような翼を放射状に20枚と背中から展開しているシュヴァリエルがようやく姿を現した。つい数時間前に俺が斬り落としてやった右腕は修復済みで健在。自己修復機能はきちんと働いているようだ。海鳴温泉での第二戦(初戦はベルカ時代だ)でもすぐに直っていたし、腕や脚を斬り落としたくらいでは大したダメージはならないだろう。
(ん?・・・なんだ、あの髪や瞳の色は・・・)
オリエンタルブルーの髪色はアイスブルーに、ワインレッドの瞳の色は紫色へと変色していた。色彩が変わるようになる原因に心当たりがある俺は『アイリ!』念話で呼びかけてみるが返答はない。
「(気のせい・・・ではなく、返事が出来ない状態、なのか・・・?)シュヴァリエル!」
「
エグリゴリ
(
おれたち
)
と
必要なき過去の異物
(
おまえ
)
との因縁は今日、ここで終わりだッ!」
「いい
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