暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第1章:平穏にさよなら
第11話「限界を極めし者」
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よ。絶対。

「「「「......。」」」」

「ほら、皆固まってるし!」

  見れば、見学していた皆が固まっていた。

「...それについてきた君も大概だと思うが?」

「ぐっ....。」

  言い返せない...。というか、自信のあった護身術がまるで歯が立たなかったぞ?導王流とやらがあったおかげでやりあえたけど、この人のステータスどうなってるんだ?

     高町恭也
   種族:人間 性別:男性 年齢:20歳
   Level:2 種族レベル:113

  .....うん。待って。確か、僕が調べた限りじゃ、Level×100が種族レベルの上限だった。この際、Levelが転生者でもないのに2なのには目を瞑ろう。修業すればこれぐらい行きそうだし。

  でも、種族レベルはおかしいだろ!?確か、いくら上限が200だからって100レベルを超えるのは最低100年はかかるぐらい難しいとかあったぞ!?なのに100超えてるとか...。

「うん?どうした?」

「...いえ、なんでも....。」

  突っ込んだら、負けなんだろう。うん、きっとそうだ。そうであってくれ。

「....それで、僕の実力はどうでしたか...?」

  一応、恭也さんの当初の目的なので、聞いておく。

「...正直、独学とは思えない程の強さだった。一応聞いておくが、魔法などは一切使っていないな?」

「もちろんです。...というか、今は魔法が使えません。」

  リンカーコアがまだ回復しきってませんからね。

「ただ、導王流と言いましたが、あれも僕は良く知りません。」

「....知らないのに流派として使ったのか?」

「ほぼ感覚です。」

  確かに独学の護身術と似通った部分は多かったけど、感覚でしか使ってない。

「...だけど、妙にしっくりと来ました。」

「そうか....。」

  まるで前から僕が使っていたかのようだった。

「...優輝さんって、そんなに強かったんだ...。」

「......。」

「凄い....。」

「優輝君....。」

  外野も何とか再起動したみたいで、三者三様の反応をする。...緋雪だけ放心したままだけど。

「....おーい、緋雪ー?」

「ふえっ?っ...!お兄ちゃん!?」

  目の前で手を振ってみると、ようやくそこで復帰した。

「お、お兄ちゃん!なに、あの...なんというか...凄い動き!」

「....抽象的な表現だと分かりにくいぞ...。」

  多分、導王流奥義“刹那”とか、恭也さんとの攻防とかの時の事だろう。

「僕としては御神流正統奥義の方がやばく感じたんだけど...。」

 
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