暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第1章:平穏にさよなら
第11話「限界を極めし者」
[6/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
んだが、僕の攻撃方法は戦いづらいのか、若干僕が押している。

   ―――...行ける!

「....えっ?」

  ベストタイミングで振られた木刀を受け流して強めのカウンターが決まりそうになった時、一瞬で恭也さんが消える。

「(落ち着け。こういう時に仕掛けてくる方向は....死角!)」

  後ろへ向きながら両手のどちらもすぐに上に振れるようにする。

「(ビンゴ!)」

「っ...!?」

  運よく、左から後ろに振り向き、恭也さんは僕から見て右から斬りかかっていたので、そのまま左手で木刀を逸らす事に成功する。

「くっ....!」

  防がれた事に驚愕した恭也さんは一度間合いを取る。

「(まさか、神速に反応した?...いや、今のはただ攻撃する場所を予想しただけに過ぎない。...神速を使う必要はないと思っていたが...面白い!)」

「(今のは正真正銘マグレだ。次は防げないだろう。どんな技を使ったかは分からない。だが、知覚できない(・・・・・・)程のスピードなら、早々多用できないはず...。)」

  というか、生身でそんなの連発されたら泣くわ!

「...そろそろ決着と行きませんか?」

「む..俺はもう少し確かめたいが...まぁ、いいだろう。」

  これ以上はやめてください。お願いします。

「(...いつもは、技なんてないんだけどな...。これは、しっくりとくる。)」

  構えを変え、いつもは使わない()を構える。...多分、導王流の技なのだろう。

「....導王流、奥義!」

「御神流正統奥義・鳴神(なるかみ)...!」

  互いに間合いを詰め、決着の一撃を放つ。

「ッシィッ!!」

「“刹那”!!」

  見えない程高速な一閃が放たれる。僕はそれに対し、カウンターの技を放ち、いくらかのダメージを覚悟でカウンターを決める。

「ぐぅっ....!?」

「がっ...!」

  カウンターを決めたのはいいが、威力が不十分だったし、受け流しきれなかったのか恭也さんの一閃に吹き飛ばされる。

「(だけど、こっちのがまだ...!)」

  吹き飛ばされた先に弾き飛ばされていた木刀があったため、それを拾い、トドメの一撃を放つ。

「なっ...!?」

  しかし、それは先程と同じ高速移動で躱され、横側からの四連続の抜刀攻撃を木刀に受け、木刀が破壊されて僕は体勢を完全に崩す。

「....降参、です。」

  目の前に木刀を突きつけられ、さすがに僕は降参する。

「...まったく、いつ寸止めするか分からなかったぞ。」

「寸止めする気配なんてなかったですよね!?」

  あれ、完全にガチだった
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ